第6回目になるさくら道バスツアーは新緑の中をスタートした。もともとは荘川桜の満開に合わせ、5月の連休を中心に行ってきたが、今年ほど季節が進んで、緑におおわれた風景は初めてだった。参加者は秋田から熊本まで42名。皆勤から初参加、何年ぶりかに再会する人。年齢も30代から80代までなのに、しばらくすると皆以前からの知り合いの様に、親戚のように親し気に打解けて、和気あいあいとなってしまう。桜と自然と、僕と音楽という共通の意識を持った仲間が旅するという気安さなのか、ほんとうにゆったりとしたあったか～いさくら道の2日間なのです。
今回の試みは、荘川桜の実生の苗を電源開発さんからいただき、それを参加された方に託したことでした。大事に植え育てて守って下さる方々に引き取られ、各地で何年か後にはきれいな花を咲かせてくれることでしょう。その１つの人吉では6/3に植樹式を予定していますし、荒尾の四ツ山神社や静岡でもスケジュールが合えば直接伺って植樹式をして、「てんごの夢」を奉納しようかとも考えています。子供たちの成長を見守るように、さくら道に新たなテーマが生まれ、楽しみが増えました。
来年はどんな旅になるでしょう。皆さんとの出逢い、再会が今から楽しみです。