2018年6月27日水曜日

【 アンドレア・ボチェリー 】〜 夢を一つ叶えて… 帰国 〜

【 アンドレア・ボチェリー 】〜 夢を一つ叶えて… 帰国 〜
今、一番素晴らしいと思っている歌手、イタリア人のテノール歌手のコンサートを聴くことができました。ロサンゼルスの野外コンサート会場[ハリウッドボウル]で二万人近くが入れます。夏になるとクラシックや有名な歌手のコンサートがあります。ワインやビールを飲み、食事までしながら、さわやかな風に吹かれ、心から自由な雰囲気で音楽を楽しめます。チケットはソールドアウト。平日なのに開演時間も20時、終わったのは23時前です。まぁ〜 まさに人生を楽しんでるなぁ〜。今年60歳になるボチェリー。歌声は、衰えるどころかさらに味わい深く、表現が豊かで、心に染み入ってきました。見せ所の超ロングトーンも十二分に聴かせてくれました。ゲストもそれぞれ素晴らしい。超、大感動です!音楽の意味と歌の真髄を見せつけられました。 これからまだまだ残っている、ささやかな夢の1つがやっと叶いました。
29年前に初めて足を踏み入れたこの地。今回の深く長い、いろんなことを考えさせられるアメリカの旅でした。ハリウッドも日本人街もずいぶん変わりました。この時期にロサンゼルスで咲く紫色の花木〈ジャカランダ〉。カルフォルニアの太陽と青い空によく似合います。この花が街に溢れると季節が夏をむかえます。さぁ、我が祖国、日本に帰ります。〈サムライブルー〉は大健闘です!ワールドカップサッカーを見ていると、世界中に紛争が対立があるのが不思議な気持ちになります。スポーツも音楽もなんと素晴らしい! どうぞ、平和な世界と穏やかな日本でありますように… 命を、人生を、大切に、粗末にしないように… 奪わないように…

















2018年6月24日日曜日

【 旅の終わりが近づいてきた 】〜 なにかが見えただろうか… 〜

【 旅の終わりが近づいてきた 】〜 なにかが見えただろうか… 〜
ニューヨーク〜ペンシルベニアの旅が終わりに近づいてきた。母が亡くなって2ヶ月半。喪失感は直後よりだんだん大きくなっていくようだ。美しい景色を見ても、楽しいことがあっても、日本が勝利しても、地震が起きても、必ず話していた相手がいない。“この気持ちを伝えよう”と思っても、「ああ もういないのだ… 」と思い、現実を知らされる。仏事の法要はよくできたものだ。初七日、49日、百か日、一周忌、三周忌、七回忌… だんだんと気持ちが落ち着き、和らぎ、現実を受け止められ、亡くなった人への感謝と尊厳、生かされていることへの有難い気持ちが湧き上がってくる。その時々に話をして思い出せば、心の中で生きつづけている。その人の人生が見えてくる。何をしてきたか、何をしたかったか、どうあれば喜んでくれるか… 
1つの命が消えると言うことは大変なことなのだ。それが身にしみてわかっていれば、命の軽さを感じてしまう近年の現実が少しは変わると思うのだが…
フリーウェイで知られるアメリカの高速道路でも、有料のところがあります。広大なアメリカを感じさせるペンシルバニアの旅も終わりです。阿蘇に似た風景もありました。日本が好きだった、自然との一体感のある[フランク・ロイド・ライト]の有名なハウスも見ることができました。東から西へと飛行機で5時間。時差が3時間あります。雪の残るロッキー山脈を越え、[グラントキャニオン]と砂漠の中にある[ラスベガス]を空から眺めながら、ロサンゼルスに到着しました。今日は沖縄慰霊の日。73年前はこの国と戦っていたのだ。多くの人の命を奪った悲しい思いを二度と繰り返してはならない。ワールドカップサッカーが続いている。それぞれの国の威信と選手たちのプライドをかけて…。アメリカは強硬に不法移民を締め出そうとしている。難民への対応でヨーロッパが揺れている。世界にはかろうじて命を繋いでいる人たちが何億人もいる。一方で豊かな生活を謳歌している国もある。世界の平和を願わずにはいられない。しかし戦争や紛争がないだけが真の平和ではない。明日は、第二の故郷《滋賀県の知事選挙》の日だ。日本はセネガルと戦う!いよいよ帰国が近づいた。





















2018年6月19日火曜日

【 サムライブルーが躍動する 】〜 しみじみ日本人 〜

【 サムライブルーが躍動する 】〜 しみじみ日本人 〜
4年に1度のワールドカップサッカーが始まり、いよいよ日本が初戦、コロンビアと対戦する。当然だが、アメリカでは日本のニュースはほとんど聞かれない。地震のニュースもほんのちょっと報道されたくらいだ。たくさんの方に心配していただきましてありがとうございます。今はアメリカにおります。滋賀のほうは被害が軽かったですが、また悲しい犠牲者が出てしまいましたね。行政がちゃんとしていれば防げたはずなのに、悲しいです。情報は幸い、日本の国際放送や、契約すればロサンゼルスでは日本語放送も見ることができます。インターネットはありがたいです。日系向けの羅府新報も、日本語が分かる人が少なくなり、購読者が少なくなりました。こちらでは英語圏の後は、ラテン系、ヨーロッパ圏…中国系、韓国系、その後に控えめな日系となります。当然コロンビアを応援する人が多いです。日本人代表として精一杯応援します!
ニューヨークのスタテン島の橋を越えると、もうニュージャージー州となります。スターバックスも一味違います。3時間も走るとペンシルベニア州です。景色がガラリと変わりと変わります。広大なアメリカの農場の風景です。まぶしい緑が多いのも西海岸とは違います。アメリカの豊かさを象徴するものの1つとしてチョコレートがあります。遊園地にもなっている有名な「ハーシーのチョコレート工場]で、自分だけのオリジナルチョコレート作りました。アメリカの建築家[フランク・ロイド・ライト]のオーガニックハウスに泊まることができ、ゆったりとした贅沢な時間を過ごしてきました。どこにいても先人の日本人の影が残っています。何を見てもつくづく日本人を意識してしまいます。