【 熊本地震から1年5ヶ月後の阿蘇に行ってきました 】~ 少しずつ道はつながっていますが… ~
震災後、南阿蘇へは行く機会がありませんでした。それまでですと、熊本市内から国道57号線を通って、阿蘇大橋を渡っていきました。昔は赤い橋でしたが、その橋が崩落し、大学生の命も奪われました。今は本当にここに橋があったのかと思う位に何の痕跡も見つけられません。その200メートルほど下流に8月27日に阿蘇長陽大橋ルートが応急開通しました。壊れた山肌をくり抜いて、信じられないような新しい道ができます。日本の土木技術はすばらしい! 大好きだった栃木温泉小山旅館や、垂玉温泉、地獄温泉もあの日から止まったままです。
南阿蘇の山頂ルートの途中にあった『風の丘 大野勝彦美術館』と『葉祥明阿蘇高原絵本美術館』を震災後初めてお見舞いに訪れました。途中の道はあちこちで崩れたままです。復旧工事が続いていますが、痛々しく茶色の岩肌を見せて、胸が締め付けられます。絵手紙から始まった素晴らしい絵と心温まる言葉を書き続けている[大野勝彦]さんは、両手をなくしても明るく前向きに生きる人ですから、今回も“地震のち晴れ”と言って、壊滅的な被害を受けながらも、明るく頑張っていらっしゃいました。あの日止まったままの柱時計もありました。今は〈龍〉を熱心に描いていらっしゃいました。
葉祥明美術館の館長、葉さんの実の弟[葉山祥鼎]さんは大病を乗り越えて、写真や絵や詞も書き続けていらっしゃいました。ミュージシャンとしても素晴らしかったのにね。奇跡的に[ブルービー]と出会いました。[ブルービーとくまモン]のストーリーも面白いです。絵本の小路、ツリーハウス、リトルエンジェルの庭、ジェイクも地震に負けず頑張っていました。
いろんなことがありすぎて、熊本地震も忘れられがちですが、まだまだ大変なところがあっちこっちであります…
【 北原白秋の母の故郷 熊本県南関町 】~ 彼岸花がそっと咲いていました ~台風一過の秋晴れに恵まれた日、この春に閉校となった南関高校を訪ねました。人影はなく、前の関川の土手には、今年も彼岸花が静かに咲いていました。ここに役場が移って来るそうです。関川の流れは絶えずしてしかも、もとの水にあらず… 。南関揚げとそうめんで有名な南関には古小代の里と言う小代焼の窯元がいくつかあり、立派な登り窯も残っています。そのすぐ上に今日のライブ会場【kapok】がありました。特にピザがおいしいイタリア料理のお店です。今日は限定20名の温かいお客様に囲まれて、開店祝いの初コンサートとなりました。60歳の定年を機に夢だったお店を開かれた勝田さんご夫妻。料理も美味しくとても可愛いお店です。火曜日と水曜日が定休日です。いちどお立ち寄りください。今日は山鹿の豊前街道沿い〈八千代座〉の近くにあるあるイタリアンレストラン [ツルバラ]の堀シェフも応援に駆けつけてくださいました。終わってからは皆さんでお祝いの会食です。大牟田の人気ラーメン店[福龍軒]おかみさん。ライブでお世話になった[ダイニングのん ]の中山ママさん。素晴らしい活動をされているピアニストの北村明日香さん、いい味出してる[泰平窯]の坂井くん、踊りと歌の池田あつ子さんなどなど…、多彩な方が集まってくださいました。音響の斉藤くんいつもありがとう。とても楽しいひとときでした。2年半前の春には〈南関関所マラソン〉にも参加しました。お茶屋跡では、1月25日に白秋生誕祭が行われます。僕も一度歌いました。「この道はいつか来た道… 」。キャラクターは[南関(難関)トッパ丸]です。温泉の〈うから館〉もあります。実りの秋、南関は、なかなかよかとこです。
【 違うものへの差別や排斥ではなく、理解や寛容さを… 】〜 人は歴史に学んでこなかったのか… 〜いつの頃からか、何でもアリなってしまったなぁ〜。目的のためには… 勝つためには… 金儲けのためなら… 視聴率のためには… 売れるためなら… ウケるためには… 受かるためなら… YouTubeでアクセスしてもらうためなら… モテるためなら… 欲望を満たすためなら… 開校するためなら… 当選するためなら… 自国のためなら… 生き残るためなら…………人類が進歩すると言う事は、グローバル化とは、21世紀とは、僕らの描いていた未来とはこんなはずではなかった… 理想があった。理性があった。プライドがあった。志があった。相手のことを考える思いやりがあった。違うものを受け入れる心の余裕があった。常識があった。正義があった。自制心があった。礼節があった。謙遜があった。恥があった。名誉があった。気概があった。意気があった。孝行があった。惻隠の情があった。神、祈り、恐れ、魂があった。侘び寂び、風流、花鳥風月、情があった。粋もあった………皆 幻なのか… 自我、欲望むき出しの人間の本質に戻っていくのか………
いや、聖人君子にはなれないが、理想と夢と希望は諦めてはいけない❗️
🎸 夏の終わりのコンサート『故郷を抱きしめて』が静かに無事に終了しました。
第二の故郷、近江の国 琵琶湖の滋賀はもう秋です…
【 熊本から滋賀へ~ 夏から秋へ~ 】~ 僕たちはいつまで対立と争いを続けるのだろう… ~9月に入って、滋賀はもうすっかり秋の空です。
少し涼しくなったので、また、走り出しました。家の周りのワンショットと熊本での別の目線です。
あの紫陽花はまだひっそりと見事に咲いていました。
ひまわりは鮮やかに元気です。
オレンジ色のキバナコスモスが風に揺れています。
稲はこうべを垂れて刈り取りを待っています。
8月末の熊本城、堂々と前を向いています。
マチナカ音楽祭の[クラフト]のリハーサルを舞台裏から。
[桜ゆりかご会]に呼び込まれ、ステージに出て行く時に上手から…。
西部商店街の夏祭りのステージ、僕の左は[中沢けんじ]クンです。[玄海竜二]さんの回復を祈っています。
玉名高校前の特設ステージ。
今月18日にライブをする[kapok]の音楽好きの明るいマスターです。
音楽家の奥様とお待ちしています。
何が起こるかわからない時代、ご近所を見守ってくれている忠犬。どうもありがとう!