2024年11月20日水曜日

【 死んだ男の残したものは… 】 〜 真実、正義、正しいこと… 〜

 【 死んだ男の残したものは… 】 〜 真実、正義、正しいこと… 〜

1965年、ベトナム戦争真っ只中、〈ベトナム平和を願う市民の会〉のために[谷川俊太郎]さんが詩を書き、[武満徹]さんが曲をつけて生まれたこの歌。1970年、70年安保、高校に入学した年、[高石ともや]さんの歌うこの歌に出会った。感情を抑えた淡々と歌う澄んだ声に、何かいいしれぬ不条理と戦争に対する怒りと悲しみ、これから始まる人生への不安や虚しさを感じたものでした。

その3人がいなくなってしまいました。僕がフォークソングに出会いギターを弾き始めた55年前です。今年は義母、姉、叔母と友人を送りました。僕は自分の人生に何を残せるだろうか…

兵庫県知事選挙は意外な結果で、斎藤元彦前知事が再選されました。1ヶ月前のアメリカに行く前の状況と全く変わっていました。真実が見えなくなっていました。テレビ、ラジオ、新聞などのマスコミとSNSの発信力の違いをアメリカ大統領選挙でも痛感し時代がすっかり変わった感があります。何が本物か、フェイクか見分けがつかなくなり、物事、人をまず疑ってかかるという本当に寂しい時代になりました。派手で目立ち、口の上手いもの、ずる賢く、平気で人を騙せるものが生き残っていく時代なのでしょうか?? 人が良く、口下手で、真面目に地味にコツコツは取り残されるのでしょうか?? いえいえ、生き甲斐、幸福感、喜びは全く別なところにあると思います。悪事はいつか暴かれ天罰が下り、良い行いはいつか誰かに伝わり報われると信じています。何が真実か正義か、正しいと思うことは人や立場によって全く正反対になることがありますが、人間として普遍的な大切なものはいくら時代が変わってもずっと続いていくと信じています。命を、大切なものを、人の人生を、自由を奪わない…  悲しませない… 思いやり… 親や子、家族を思う心‥ 愛する心…