2011年8月16日火曜日

2011.8.15

暑い夏だ。これまでになかったような体の芯まで染み入る暑さだ。
日本人に何かを訴えている様な気さえする。
3/11を機に何かに気づいただろうか?
戦後の日本を振り返り、日本のこれからを真摯に考え、何かが変わるだろうか?
早く元気を取りもどし、日常に帰って復興をめざすというのは、早く忘れて表面的なおふざけで明るさを装うことではなく、他者を思いやり、悲しみやつらさを共有し、今自分にできることを無理なく精一杯やってみることじゃないだろうか?
せめて一年に一度8/15、終戦の日の正午、日本人の多くが黙祷を捧げることを続けるのはむずかしいのだろうか?
戦没者慰霊式典と甲子園だけじゃなく(もちろん個々でされている方も多いが)昼のワイドショーや笑っていいともでも、駅やスーパーや商店街でも、日本人全体が共感していたらすばらしいだろうなって思う。

初めてのお盆を迎えた被災地の皆さんの気持ちはどうなんだろう。
少しずつ記憶から遠ざかってはいないだろうか?
大切なものを見失ってはいないだろうか?
何かを思い出す、大事なきっかけを逃すことにならないだろうか?
ふるさとを、家族を、祖国を、平和を・・・。
広島、長崎の原子爆弾で、あの日亡くなったとされる方の約10分の1の方が3/11の地震、津波で尊い命を亡くしたり、未だ行方不明のままなのだから・・・。

17日から二度目の被災地を巡る旅に出発します。東北も暑い・・・

0814nara.jpg 燈火会音楽フェスティバル 2011~燈々無尽~ 2011.8.14 奈良にて