2017年6月29日木曜日

【 諏訪湖 周遊の旅 】~ 小口太郎の故郷は琵琶湖にそっくり ~

【 諏訪湖 周遊の旅 】~ 小口太郎の故郷は琵琶湖にそっくり ~
「琵琶湖周航の歌」の作詞者【小口太郎】(おぐちたろう)さんの故郷、信州諏訪郡湊村花岡(現長野県岡谷市湊)は諏訪湖のほとりにあり、生まれ育った実家からはまるで琵琶湖にいるような錯覚を覚えるほどよく似ている湖と、それを取り囲む遠く八ヶ岳を望む山々の風景でした。旧制三高(現京都大学)に入学し、ボート部で初めて琵琶湖を見た時はどんな思いだっただろうか? 湖のほとりで育った彼だったからこそ生まれた“琵琶湖周航の歌”だった。研究熱心な科学者だった。戦争には行きたくなかったようだ。失恋も重なり26歳で自ら命を絶ってしまった。本当の理由は今もわからないが、優しく穏やかで明るくて、とても繊細で純粋な人だったらしい。箏、尺八、バイオリンなどを独学で演奏し、スポーツも万能だった。将来はノーベル賞をもらうのではないかと言われるほど嘱望された青年だった。[小口太郎顕彰碑保存会]会長の小口久一さんと事務局長の浜裕幸さんがゆかりの地を案内して下さり、お話を聞かせてくださいました。彼の実家の近くの諏訪湖を見下ろす高台にお墓がありお参りと報告をさせてもらいました。銅像と歌碑のある公園を訪ねて、琵琶湖周航の歌を歌ってきました。原曲と3箇所ほどメロディーが変わっています。やっと、本当の気持ちが伝わった気がします。今日はお忙しい中ご案内いただき、本当にありがとうございました。彼が学んだ湊尋常小学校のあった場所に【 ひつじぐさ 】が育てられています。「ひつじぐさ」をモチーフに作曲をした新潟の[吉田千秋]さんも訪ねたいと思いました。いつの日か、琵琶湖から小口太郎と吉田千秋の故郷を訪ねる周遊の旅が実現すれば楽しいでしょうね。《 歌は、歌う人によって手を離れ、一人歩きし、成長していきますが、それを生んだ人たちのことも大切にしたいと思います》








松本市の[四柱神社]で【大吉】をいただきました。

明日6月30日は、“琵琶湖周航の歌”を全国に広めた[加藤登紀子]さんが中心となって滋賀で【第1回 琵琶湖周航の歌コンサート]がびわ湖ホールで開かれます。会場で僕のニューアルバム『故郷を抱きしめて』も販売されます。