【 新年あけましておめでとうございます 】 〜 大空を見上げて歩いて行こう!〜
新しい年が始まりました。今年は少し違う張り詰めた静かな年明けです。日本で新型コロナウィルスの感染と自粛を始めてまもなく1年を迎えます。この間、様々な研究や対策をとりながらも感染は収まる気配がありません。そして何度もありましたが、今が本当に大事な瀬戸際のようです。なのに休むべきじゃない政府、国会議員や公務員、伝えるべきマスコミ、コメンテーターの多くはきっちりお休みをとって、多分お酒なんかも飲んでるんだろうな〜。一方、感染対策や命を守る医療関係の人、介護のお世話や弱者を支えている人たちはず〜っと休みもなく、家族との時間も取れずgo toや里帰りなんてどこの世界かと、ギリギリのところで踏ん張ってらっしゃると思います。また収入が途絶えたり激減したりしてる方やお店、経営者の方はこの先どうするかお正月どころではないでしょう。この現実が政府にどれだけ届いているでしょうか…
年末年始のテレビは収録したお笑いやバラエティばかり。紅白でさえ演出過多のバラエティショーです。若い頃の歌を歌ったり、2020版やメドレーも多く、きっちり今の一曲の歌を伝えられない!似たような団体さんも多すぎるなあ〜。北島さんは年配を引き寄せるだけでしたね。司会は進行に徹して、感想や感情を出しすぎない!余韻が台無しです。そして当たり前の事ですが、やっぱり音楽にはその場で聴いてくれる人が絶対必要、伝える側と観客とで作り上げるものだということが今日の皆さんの歌唱を聞いてて痛いほど伝わってきました。これが世界中に配信されて、今の日本のミュージックシーンだと思われるのはちょっと寂しい…。
コロナ禍で活動できず大変な思いをしてる素晴らしいアーティストはまだまだたくさん埋もれている。紅白がいつ変わるかなあと思いながら、今年も見てしまう。音楽を生業にしてる端くれとして、何か言いたいことも言うためにも… 。まあ他にないからというのは、政治の選択にも似てるかもしれない。まだしばらくは不安なモヤモヤした日々は続きそうです。自然災害も気になります。阪神淡路大震災から26年。東日本大震災から10年。熊本地震から5年です。どうぞ皆さんもお体を大切にされて、心穏やかに清らかにお過ごし下さい。つらく悲しい時、イライラして腹が立ったとき、空を見上げて大きく息を吸って、自分を信じ、希望を失わず歩いていきましょう。1つでも2つでも素敵なことが積み重ねられる一年でありますように… いつかマスクをはずして、握手やハグができる日を、飲み交わす日を、心から歌える日を夢見てがんはって乗り越えましょう新しい出会いも待ちながら… どこかでお会いできる日を楽しみに…
2021(令和3)年 希望の春を待つ元旦に… 関島秀樹