【 美しき故郷の海岸線が… 】 〜 まだ道が必要なのかな?〜
〈有明海沿岸道路〉いよいよ福岡県大牟田から熊本県荒尾市へ!多くの人の悲願???である有明海沿岸を結ぶ道路が故郷まで延びてくる。道はあったほうが便利。渋滞は無い方が嬉しい。災害や緊急の時もう一つの道路は助かるだろう。田舎には毎年のように畑の真ん中を切り裂き新しい道路ができる。整備され、曲がった道をまっすぐにして、拡幅され歩道が取り付けられる。それに伴い、橋梁や盛土もできる。子供たちの通学路は安全であってほしい。しかし、しかし、これからの時代、本当にこれほどの道や橋や構造物が必要だろうか? 人口や車も減る。これまでに創ってきたもののメンテナンスも必要。少しの便利さ、快適さ、効率を我慢できないものだろうか? それにかかる膨大な時間や費用を本当に大切な必要なものに使えないものだろうか? 新しい道ができると古い道はガラガラだ。それに何より、美しい自然は姿を変え元には戻れない!生態系さえ変えてしまう。土木建築の技術の進歩、業界の保護… いろいろ簡単にはいかない構造もあるだろう。でも、本当にこのままでいいのだろうか? これまで便利さ、経済的な豊かさを追い求めてきた世界。環境破壊、気候変動、自然災害… それよりも人の心が荒んで、格差、分断、差別… 生きることに余裕がなくなり、思いやりや寛容さも消えどんどん精神の豊かさから遠ざかってゆく…