2016年6月23日木曜日

【 沖縄慰霊の日に思う 】~ 島津亜矢さんの千秋楽 ~

【 沖縄慰霊の日に思う 】~ 島津亜矢さんの千秋楽 ~
1945年4月1日、アメリカ軍が沖縄に上陸し悲惨な地上戦が繰り広げられた。その間約20万人以上の方が犠牲になり、94,000人余りは民間人の方だ。沖縄県民の4人に1人が犠牲になったと言われている。6月23日に組織的な戦闘が終結されたと言うことでこの日が[沖縄慰霊の日]となっている。
今もなお犠牲者の遺骨さえが戻らない方も多くあり、日米安保条約に基づく在日米軍基地の約75%が国土の約0.6%の沖縄に集中し、基地の重圧に苦しめられたり、アメリカ軍関係の事件や事故も後を絶たない。それらの多くの犠牲の上に今の日本全体の平和が保たれていることを一時も忘れてはならないのだ。近年、「海の日」や「山の日」が国民の休日として生まれてきているが、僕はこの日を『平和の日』として、平和を考える日にしても良いのではないかと思っている。
そんなこの日、[島津亜矢さん]の大阪新歌舞伎座での公演が無事最終日を迎えました。6月4日からの全28回もの長丁場のステージでした。第一部のお芝居は山本周五郎の「野分」を原作とした「お紋の風」。二部は、今や脂の乗り切ったのびのびとした、そして心に染み入るすばらしい歌のステージでした。もちろん昨年の紅白で歌われた『帰らんちゃよか』も印象的な演出でドラマチックに歌ってくださいました。この間、体調も壊さず最高のコンディションで素晴らしい公演を終えられました。この後は7月8日から26日までの東京の明治座公演です。関東でのテレビスポットでは「帰らんちゃよか」が流れているようです。今ノリに乗っている島津亜矢さんのステージをぜひご覧ください。帰りに、めったに行かない「夫婦善哉」で有名な“法善寺横丁”の「水掛不動」に立ち寄りお参りをしてきました。ここでも熊本地震の募金を受け付けてらっしゃって、ありがたくて胸が熱くなりました。それから歩いて近くの、ここも生まれて3度目でしょうか? 道頓堀橋は外国人観光客の方を中心に大変な賑わいでした。あれもこれも、多くの方々の犠牲と努力によってもたらされた今の平和な日本のおかげです。先人のたくさんの犠牲者の方への追悼と感謝の気持ちを持ち続け、努力をせずして、じっとして平和が続くことではないと言うことを心しておかなければいけないとしみじみと思います。
《 自然災害もそうですが、世界も常に動いています。いつどこで何が起こるか… 何か起こった時にどうすればいいか… 準備と覚悟が必要です 》