【 ボブ ディランとディラン♊️ 】〜 風に吹かれて… サーカスにはピエロが… 〜
僕をフォークの魔力に引きずりこんだアーティスト。1963年 Bob Dylanのセカンドアルバム、あまりにも有名なジャケットが京都の木屋町通りのビルの一角にかかっている。「風に吹かれて」が初めて高校生の僕の耳に届いたのはピーターポール&マリーの歌声だった。以来 “風” は、僕の歌と人生に欠かすことのできない言葉になってしまいました。ディランセカンドの「プカプカ」を知ったのも17歳の時でした。
西岡恭蔵、大塚まさじ、永井洋。京都のライブハウス[ディランセカンド]で僕の心酔する【松田幸一】通称“アリさん”のライブがあった。サポートメンバーでキーボードとアコーディオンで参加した、僕の師匠[宇戸ちゃん]の誘いだった。“アリさん”とは11年ぶりにお会いする。58才の誕生日の日の沖縄八耐ライブの時だったので、今年で69歳になられるそうです。その次の日2005年4月16日にあの[高田渡さん]が突然なくなったと言う電話が突然かかってきて、急遽北海道へ向かわれたことを今も衝撃的に覚えています。今日はすっかり少年に戻ってオーディエンスになってしまっていました。“アリさん”のテクニックは言うに及ばず、やはりあの暖かい包み込むようなハートから生まれるスローバラードが素晴らしいのです。その音色だけで泣けるのです。音楽は人間そのものなのです。だから代用はできないのです。その人が正直に滲み出てくるのです。だから感動が伝わるのです。だからライブのが1番なのです。いつか僕のレコーディングかステージに恐れ多くも“アリさん”が参加してくれたら、僕の夢の1つが叶うのです。今日はつかの間、僕のハートを熱くし、純粋に音楽に没頭していた少年の心を思い出させてくれた、そんな素敵な京都の夜でした。