2016年7月11日月曜日

【 熊本地震から間もなく三ヶ月… 】〜 あの山も あの城も あの町も… 〜

【 熊本地震から間もなく三ヶ月… 】〜 あの山も あの城も あの町も… 〜
東日本大震災の後、初めて被災地に足を踏み入れたのも震災から3ヶ月後の2011年6月11日でした。規模も状況も比較ができるものではありませんが、突然大切なものを奪われ、どこに悔しさや悲しみをぶつけることもできず、住む家もなく、仕事も失い、将来に希望が持てない状況は同じではないかと思います。熊本地震は局地的なもので、報道がされなくなると注目も薄れて行きます。益城町の総合体育館に今なお900人近くの方が避難されて、朝昼晩と配給の食事を食べていらっしゃることをどれだけの方がご存知でしょうか? 7月24日の午前中に[クラフト]の皆さんとそこで歌を届けることになりました。僕が歌を歌う、たったそれだけのことで、何が出来るのか?かえって失礼やご迷惑なことがないだろうか? 悲しみや怒りを増幅するかもしれない…。 何度被災地を、避難所を訪問しても、いつもその葛藤の中で自問自答しています。それでも歌を37年間歌ってきた者として… 歌の力を信じて… できる限り歌を届けに伺うのです。
まだまだ復興にはほど遠く、大変な生活を余儀なくされている方がたくさんいらっしゃいます。ほんのささやかです。微々たるものです。それでも思いを寄せ続けること。忘れないでいること。やり続けることで、何か少しでも前に進める力になるような気がするのです。


6月26日の滋賀県大津市で行った『熊本地震復興応援チャリティーコンサート』の義援金の集計ができました。300人近くの方が集まってくださいました。皆様の被災地へのお見舞いの気持ちと復興への思いが込められています。皆様どうもありがとうございました。心からお礼を申し上げ、ここにご報告させていただきます。