【 届け!僕らの思い!】 〜荒尾から能登へ愛を込めて♡~
この日、4月14日は熊本地震“前震”の日でした。やれやれとひと安心して、なんとか後片付けをしてほっとした4月16日に“本震”が襲ってきました。こういう事ははじめての経験でした。これからは自然災害も大きくなり、予測できない事は多く起こりそうです。『今までに経験したことのないこと』を覚悟して暮さなければいけません。そんな時に最後に頼りになるのは人の力です。高齢者世帯や一人暮らし、空き家、地域とのつながりを持たない人も増えてきています。災害が起きたときの声かけ、確認、避難誘導など、備えやシミュレーション、訓練も大切ですが、マニュアル通りにいかないことばかりです。そんな時、近くにいる地域の人が大きな力になります。普段からのつながりが需要なことは実証されています。今回は荒尾の〈パトロールランニング〉や〈防災人の会〉の人たちにも協力をしていただいて、会場に防災や災害の時に大切なことなどをパネルや写真にして展示してもらいました。いつ誰が被災者になるか分かりません。誰かを助けなければいけないかもしれません。いざと言うときの参考になればと思いました。
チャリティーコンサートは開演前から行列ができ、3時間を越える大変な盛り上がりとなりました。司会は〈荒尾観光大使〉でタレント、3児の母となった[西村赤音]ちゃん。歌のうまさでは天下一品の〈スター気分〉を経営する[原えいじ]クン。[きくち寛]さんの優しいラブソング。[なかざわけんじ]くんの爽やかな歌と軽妙な語り。{樋口了一]くんの魂の歌と笑いを誘う熊本弁を駆使した替え歌。[原えいじ]くんの“万田坑」を歌った[嘉門達夫]さん作詞作曲の「風が吹いている」は圧巻でした。
地域で活動、活躍している皆さんもレベルの高い素晴らしい演奏でした。[荒尾太鼓]はまだバチが重すぎて持つのもやっとというような小さな子供さんから、どこに出ても恥ずかしくないよな若者に、箏と篠笛が加わり魂を揺さぶられました。“桜ゆりかご会”の流れから[ハーモニーあらお]に受け継がれた清らかで美しいハーモニー。[poco a poco]は種子島出身のハープ奏者とフルートの絶妙なコラボレーション。[荒尾市民楽団864!]はシティーモールのイベント掛け持ちしながらの選ばれた6人の素晴らしい演奏でした。