平安時代の恋物語です。少納言清原正高と醍醐天皇の孫姫、小松女院は、それぞれの笛と琴の音に惹かれ、一緒に演奏するうちにほんとうの恋に落ちてしまいました。
やがてそれはみかどの耳に入り、身分の低い者が姫をしたうとはふとどき者といかりにふれ、正高は豊後国(ぶんごのくに)に左遷され、小松女院も因幡に流されます。しかし2人の気持ちはさらに燃え上がるばかり。しばらくして正高の行く末を噂で知り、女院は11人の女官を連れ九...州へ。阿蘇の小国(おぐに)から杖立(つえたて)を通り大分の玖珠(くす)へと、大変な苦労を経て辿り着いたその果てに、正高がこの地で家庭を持ち子供までいることを知らされました。女院は正高に再会することもなく、身を引き、悲しみを胸に11人の女官とともに三日月滝へと自ら身を投じました。
今でもこの周辺には、長旅の果てに亡くなった乳母の亡骸を葬った場所に植えた小国、下城の大イチョウ( 樹齢1000年以上の大イチョウは、「ちちこぶさん」と呼ばれ、親しまれ秋には大勢の人が訪れる ) 。再会の願掛けに鏡を投げ入れた鏡ケ池。三日月滝など興味深い場所がいっぱい残っています。ぜひ一度訪れてみてください。特に小松女院の想いでまっ黄色に染まった大イチョウの姿は、それはそれは見事なものです。( 10月末からら11月にかけてライトアップされます )
やがてそれはみかどの耳に入り、身分の低い者が姫をしたうとはふとどき者といかりにふれ、正高は豊後国(ぶんごのくに)に左遷され、小松女院も因幡に流されます。しかし2人の気持ちはさらに燃え上がるばかり。しばらくして正高の行く末を噂で知り、女院は11人の女官を連れ九...州へ。阿蘇の小国(おぐに)から杖立(つえたて)を通り大分の玖珠(くす)へと、大変な苦労を経て辿り着いたその果てに、正高がこの地で家庭を持ち子供までいることを知らされました。女院は正高に再会することもなく、身を引き、悲しみを胸に11人の女官とともに三日月滝へと自ら身を投じました。
今でもこの周辺には、長旅の果てに亡くなった乳母の亡骸を葬った場所に植えた小国、下城の大イチョウ( 樹齢1000年以上の大イチョウは、「ちちこぶさん」と呼ばれ、親しまれ秋には大勢の人が訪れる ) 。再会の願掛けに鏡を投げ入れた鏡ケ池。三日月滝など興味深い場所がいっぱい残っています。ぜひ一度訪れてみてください。特に小松女院の想いでまっ黄色に染まった大イチョウの姿は、それはそれは見事なものです。( 10月末からら11月にかけてライトアップされます )