2014年6月19日木曜日

[ ヒデキの L.A 便り ] ~ 変わりゆく 日本人街 ~


ロサンゼルス市庁舎やロサンゼルス市警のすぐ近くにある日本人街(リトル東京)。
あっ こんなところにSAKURA の文字が…。ここは敬老ホームです。
日本からアメリカに移民した日系人の歴史も優に100年を超え、1世2世の方もずいぶん少なくなりました。アメリカで日本人が市民権を得るまでの壮絶な戦い。日系人排斥。太平洋戦争中の日系人のキャンプへの強制収容。日系人442部隊の活躍。アメリカに来て試合をする日本の大学、高校野球や...スポーツ選手たちのホームステイなどのボランティアでの支援。東日本大震災のときには、10万ドルの義援金もすぐに集まったそうです。七夕飾りを仙台まで空輸したり、ボランティアの瓦礫の処理などにもずいぶん行かれたそうです。日本に伝わらない話がたくさんありました。
今若い日系人の方たちの努力で日本人街も変わりつつあります。防犯や旅行者の案内所も兼ねた、"こうばん"もできました。その中心の1人が、ここリトルトーキョーで古くから和菓子屋を営む日系人三世この人です。彼も僕と同じ時期、震災から3ヶ月ほど後に同じ石巻に行ってボランティア活動をし、同じような風景を見て、僕と同じような痛み悲しみの感情持ったと話していました。
外国に住む日系人は、日本に住む日本人以上に、母国、故郷に対する感情、想いは、時に何倍も何十倍にもなるんだなぁ~と感じました。
周辺を整備し、オープンカフェーや、外国の人が興味を持つ日本のカルチャーなどを紹介する店を増やして・・・今や、7~8割の人が、日本人、日系人以外の方です。日本人街も新しい顔で、かつての賑やかさを取り戻しつつあります。