【 安達太良山のふもとにて… 】~ 被災された方の ほんとうの心に出会えた ~
朝早く、東松山から郡山へ。9時にビッグパレットの横の南一丁目の仮設住宅集会所に着くと、一人のお父さんが朝の暑い日差しの中、何かを待ってらっしゃる。「女房がデイサービスに行くので、その車を待ってる」とのこと。それまでの間立ち話をしていると、これまでの5年半のいろんな思いを話して下さった。ここでの仮設の生活が5年。来年の3月にここが解散になるらしい。でも、その先の計画はまだ見えない。たくさんの思いを“詩”にされてるそうだ。少し見せて頂いた。許可を頂いたので、少しご紹介します。被災された方の心の奥底を見せられた気がした。切なくて、胸が締め付けられた。1年前にお会いした川端さんも再会を喜んで下さった。
~ 夢も希望も日々遠く 疲れ果てたる旅人に
優し過ぎるよ秋風は 故郷を隔てる阿武隈山に
紅葉の衣 纏わせて あの山陰の故郷を
思い起こせと舞降りる 優し過ぎるよ秋風は ~