【 思い出の詰まった宝箱 】〜 荘川桜 さくら道バスツアー 完結❗️〜
2011年5月1日、東日本大震災の悲しみが続く中、さくら道バスツアー10回目の記念として、地元の方や多くの人のお力を得てタイムカプセルを埋めさせていただきました。その日も雨で、【神山征二郎監督】(『さくら』『郡上一揆』『ひめゆりの塔』『月光の夏』『ハチ公物語』『北辰斜めにさすところ』など多くの名作を作られた社会派の映画監督)も傘をさして参加してくださいました。ところが誰1人として何を埋めたか覚えていないのです。僕もそうでした。普通でしたら何か記念の品を入れるものです。「何を入れたかなぁ???」地元白鳥町の皆さんや、郡上八幡からは[郡上一揆の会]の皆さんも参加してくださいまして息を呑む瞬間でしたが、果たしてそれは瓶に入った僕の手紙と参加者108名の手書きの連判状❓でした。呆気ない開封式でありましたが、実はその中に12年間の時の流れと、それぞれの皆さんの想いがいっぱい詰まっていたのです。既に亡くなった方もいらっしゃいました。僕の両親ももうおりません。今は亡きお母さんや奥さん、友人の自筆の懐かしい見慣れた字を見て、胸がいっぱいになり涙を流された方もいらっしゃいました。12年間はあまりにもいろんなことがあった長い年月でした。そして、2001年に荘川桜に出逢い、辻田宣子さんとさつきさんの47歳トリオで始めた【さくら道の旅】。『てんごの夢』が生まれ、2002年から始まった【さくら道バスツアー】からすると、実にたくさんの参加者の方との抱えきれないほどの出逢いと22年間の思い出は人生の宝物です。佐藤良二さんの自宅で奥さんがされていた[民宿てんご]は今は閉じられていますが、うれしいことに八千代さんはお元気です。良ニさんをしっかり応援されていたお姉さんの尾藤てるさんやお墓のある円覚寺さんの先代の御住職は亡くなられていました。輪島の平松校長先生… ダムの底に沈んだ小学校の田下先生… 歌をきっかけに、荘川桜と佐藤良二さんのファンになられたたくさんの方々… 22年間本当にありがとうございました。1つの区切りをつけることができました。さつきさん!どうもありがとう❗️辻田さん!大変お世話になりました。長い間本当にお疲れ様でした‼️
もちろんこれで荘川桜とのご縁がなくなるわけではありません。日本全国に実生の桜は咲き続けています。佐藤良二さんの願い『太平洋と日本海を桜でつなぐ❗️』『この地球の上に 天の川のような美しい花の星座を作りたい❗️『世界が平和で、人々が仲良く暮らせますように❗️』と言う思いは、多くの方に引き継がれています。また、荘川桜の下でお会いできる日が来ることを楽しみにしています。
記念のマラソン大会も4年ぶりに再開されました。スタートから小雨模様、途中大雨でしたが、ゴールの頃は青空も出て陽が差していました。晴れのち雨ではなく、雨のち晴れのように、これからの人生も、社会も、世界情勢もそうありたいものです。47歳で人生を終えられた佐藤良ニさんが空の上から、あの笑顔で微笑まれるように… 皆さんどうぞお元気で❗️また、どこかで笑顔でお会いしましょう‼️