この夏、8月19日から21日まで京都の同志社中学・高等学校で行われた『第20回 全国組み木フェスティバル』の時に、会場で皆様から[熊本地震復興応の義援金]をいただきました。その義援金を被災された熊本のどこかに生かしてほしいと僕に託され、今回それをお預かりして帰郷ました。大変な重責と使命を託されたわけですが、この度その1つを[藤崎台童園]にお届けすることができました。ここは戦後、熊本駅周辺にいた震災孤児などを保護、収容したのが始まりで、藤崎台球場の横にあり、社会福祉法人の児童養護施設として、様々な理由で親と暮らせない、親のいない就学前の子供たちから高校生までの55名が生活をしています。僕とのご縁は藤崎台球場の外野席の後ろに生い茂る樹齢1000年以上の〈七本のクスノキ〉でした。枯れかけたクスノキを守るために、皆さんに保護を呼びかけ「ひとすじの光」など3曲の歌も作りました。童園の子供たちはお掃除や手入れをしてこのクスノキを守っています。子供たちにボランティアで音楽を教えているのが[原田千春先生]で、僕のコンサートにも度々友情出演してくださいます。今日は子供たちがみんな集まってくれて、施設長の[北村直登さん]に義援金をお渡しすることができました。