【 幾年 ふるさと 来てみれば… 】〜 人吉から玉名へ 〜
阿蘇から人吉へ向かいました。益城熊本空港→御船→松橋→八代→(ここからは名物の23の本のトンネルが続きます)坂本→山江→人吉。人吉城の城下町。街中を勇壮な球磨川が流れ、温泉と球磨焼酎が美味い、落ち着いた小京都と呼ばれる山あいの町です。
◎小岱山の麓にある真言律宗〈蓮華院誕生寺〉。浄土宗開祖[法然]の師匠、[皇円上人]の生誕の地としてここ玉名市築地に建てられました。奥の院には世界一の大梵鐘、南大門、五重塔などがあり、ダライ・ラマ14世も訪れたことがあり、願いの叶う寺、パワースポットとしても有名です。相撲道場と呼ばれる立派な土俵があり、毎年11月3日の〈奥の院開創大祭〉には歴代の横綱もここで奉納土俵入りをしています。今年は[横綱鶴竜}、宇土出身の[正代]、[豊山]が来るそうです。
ここは玉名高校の大先輩、祈りの詩人と言われた[坂村真民さん]ともご縁があります。『念ずれば花ひらく』『二度とない人生だから』の歌碑あります。真民さんにちなんで、毎年小中学生にお父さんお母さんの詩を募集し、優秀作品を詩碑してずらりと並べています。当初は真民さんも審査員をされていました。その中の1つの詩に、人吉の鶴上先生とのつながりでご縁ができ、曲をつけました。『宿題』と言う題名です。お母さんのいない小学校6年生の“良子さん”が、「お母さん」と言うテーマの宿題をある先生に出されたときの心境を綴った詩です。とても素直な心を打つ詩でした。いつかどこかで発表する機会があるかもしれません。そんな人吉と玉名を繋ぐあたたかい故郷の過ごし方がありました。