2016年4月5日火曜日

【 満開の桜と琵琶湖を抱きしめて… 】〜 桜は静かに 愛でるべし 〜


話題となれば皆そこへ殺到する。混むことも、待つことも、行列することもわかっていながらそこへと行く。いつの間にかそこへ行くことが目的となってしまう。今年の日本列島、関東以西は、一斉に桜が満開のようだ。我が第二の故郷、滋賀もそう。僕の記憶の中では初めてのことだ。〈里の桜〉と〈びわ湖バレー〉の桜が同時に満開となった。
日本全国桜の名所はそこここにある。学校や、川沿いや、いつも通るふとしたところにひっそりと咲いている桜があったりする。誰にも見られない、誰にも気づかれない桜もある。でもよく見るとそれぞれが素敵な桜です。有名であろうと…無名であろうと…
《桜は幸せと似ている》。気づかなければ通り過ごしてしまう。その一瞬を噛み締めなければあっという間に散ってしまう。そう、長くは続かないのだ。でも、必ず巡ってくる。だからその短い時を大切に大切に見届けるのだ。自分だけの桜を見つけて、その美し瞬間をつかまなければまた遠くへ行ってしまう。だから雑踏の中のガヤガヤしたところでは見落としてしまう…。ときには楽しい花見もいいが、できれば1人で静かに愛でる方がいい…。自分自身も見つめられるからいい…。故郷の町も里も山も桜であふれている。日本の美しい風景だ。闇雲に外国の観光客を呼び込むのが良いとは思わない。経済効果がどこにあるのだろうか? 失うものも考えておかなければいけない。そんなに日本は貧しいわけではないだろう。決して外国人を排除するのではない。目先のことにとらわれてはいけないのだ。もっと日本の歴史や文化や感性や情緒を伝えるべきだろう。まぁ日本人のデリカシーも心細くなってきたが…。
びわ湖バレーはいつもの年より10日ほど開花が早い。今日から〈桜まつり〉が始まった。20日までだが到底桜は持たないだろう。最高の見頃なのに3時を過ぎるとほとんど人がいない。琵琶湖の桜と世界に誇る琵琶湖を独り占めの気分で楽しませていただいた。今、ここに、生きている実感と喜びだ❗️ 夕方入場料は無料になる。ロープウェーは半額以下の1,000円だ!明後日は雨らしいから、時間のある方は明日行かれることをお勧めします。どうぞ良い花見を‼️