【 フランダースの犬と金栗四三さんの足跡 】~ アントワープは身近な町だった ~
ヨーロッパ第2の港町。ダイヤモンドとフアッションとクリエイターの町。16世紀には大変な栄華を誇った華やかな町。多民族が同居し、ユダヤ人街とイスラム教徒、オランダ系、言葉もドイツ語系とフランス語系に分かれる。アフリカ系、中東、アジア系、宗教も様々だが、キリスト教の歴史的建造物の教会が数多く残っている。聖母大聖堂(ノートルダム大聖堂)は[フランダースの犬]であまりにも有名です。ネロ少年が憧れた、ルーベンスの絵画はあちこちの教会に飾られています。心が洗われるしていくようです。
それともう一つ、日本マラソン界の父と言われる[金栗四三さん]が初めてオリンピックに出たの1912年のストックホルムオリンピック。次のベルリンオリンピックは第一次世界大戦のために中止。1920年に行われたのがここアントワープ。16位という成績でこの街を走り抜けていました。 オリンピックを開く位ですから、大変裕福な町だったに違いありません。次がパリのオリンピックですし、この頃はヨーロッパが世界の中心だったということでしょう。そして驚くことに、この日はアントワープ市民マラソン大会が開かれていました。当時のオリンピックスタジアムはもうありませんが、確かに今から97年前に金栗四三さんは。ここにいたのです。そしてこの年日本では、第1回目の[箱根大学駅伝大会]が開催されました。なんとも不思議なご縁を感じてしまいました。