【 人生は旅を続けること‥ 】〜 無事に祖国に帰ってきました 〜
《 自由と民主主義はすばらしい、しかし困難も多い。分かち合い、認め合い、努力し、守り続けなければ逃げていってしまう。人は不自由さを知って初めてそのありがたさに気がつく… 》 国も、人間関係も同じです。当たり前が当たり前でなくなって、初めてその大切さを実感するのです。いつもあるものが…なくなる。いつもいた人が…もうそこにいなくなる。人類の歴史の中で、人は自由と幸せを求めて、人を愛し家族を守り生きてきました。しかしその自由と尊厳と祖国を守るために、戦いをし人を傷つけ殺し合ってきました。大いなる矛盾です。人も国もそれぞれ価値観が違うのです。でも苦しんだり、大切な人を亡くして悲しんむことを望む人は誰もいません。誰もが平穏で幸せな日々を求めているはずです。どうしても力で主張し、抑えつけることしかできないのでしょうか…。指導者たちは、ひとつ間違えば大変なことになる事は皆わかっているはずです。これまで何千年もかけて築いてきたものが、一瞬にしてなくなるかもしれないのです。良い知恵は無いものでしょうか…。評論や批判や予想するのはたやすいのですが、何とか皆が協力をして、相手を思い、少し引いて、武力や恐怖心を与えずに、辛抱強く平和裏に解決する道を探すことができないものだろうか…
またブリュッセルから、のどかな田園風景とすばらしい高速道路と原子力発電所を眺めながらフランクフルートで乗り換え、また政情不安な国の上空を越えシンガポールまで12時間。空港で9時間。さすがアジアのハブ空港で、乗り換えの時間を過ごすいろいろな施設が整っている印象がしました。約13香港ドルの博多ラーメンの「一風堂」がありました。わざわざ食べませんでしたが… 。それから6時間かけて関西空港に無事到着しました。全行程で約30時間。ブラジルに行く時とほぼ同じ位です。『ラ・ラ・ランド』と『Lion』と『相棒』はそれぞれになかなか感動しました。ついでに若者向けの日本映画を3本ほどみましたが、ちょっと、もう日本人のメンタリティと言葉遣いと家族関係と‥時代が変わったなぁと思いました。でも、地球上に70数億の人たちが生きていて… 砲弾の下をかいくぐり‥ 水や食べ物を求めてさまよい… 弾圧に行動や言動に神経質になりながら… 国を追われ難民となる恐怖にさいなまれて… 病や災害におびえながら… それでも何かを信じ、誰かを愛し、家族を守り、幸せを求めて必死に生きている…。なんと日本という国は、日本人は、幸せで恵まれているのだろうと、しみじみとつくづく思います。この国を築いてきた‥守ってきた…国のために命を捧げてきた先人の方々に心からのど感謝と追悼の誠を捧げるものです。明日は、日本人の心のやすらぎの花 “さくら”を求めて、バスツアーに出発します。