29年前、45才の時に農作業中に機械に手を巻き込まれ肘から下の両腕を失った[大野勝彦]さん。それをバネに詞や文字や絵を描く詞画人。熊本地震でも美術館が大きな被害を受けながらも、昨年4月に仮オープンし、明るく前向きに笑顔で生きている素敵な人です。まだ復興半ばですが、オープン1周年記念のイベントを開きました。病気療養中の大衆演芸家[玄海竜二]さんの応援歌『わんぱく坊主の子守唄』もここでの初披露です。東京、名古屋、佐賀などから立ち寄られたお客様がじっくりと聞いて楽しんでくださいました。
熊本での9カ所の復興応援訪問コンサートが今日全て終了しました。2年前の15日はやれやれと余震に怯えながらも後片付けをしていました。まさか次の日に更に大きな揺れに襲われるとは誰も考えてもいませんでした。16日は各所で2年目の追悼の会が開かれます。少しづつですが前に進んでいきます。阿蘇の大自然はそれを温かく見守ってくれているようです。“風の丘”にも暖かい希望の風が吹き始めています。みんないろいろあるけど、がんばって生きています。