2007年2月16日金曜日

映画「硫黄島からの手紙」

「硫黄島の手紙」を観た。若い頃大好きだったマカロニウエスタンのクリントイーストウッドが敵方の姿をどのように描いているのか興味深かった。圧倒的な物量の違いの中で、精神のみで祖国や家族の為に命をかける日本兵の姿は痛々しく戦争の空しさを伝える。日本人もアメリカ人も同じく悲しむ人がおり、無事を祈る。誰も勝利者などいない。いつまで愚かな過ちをくり返すのだろう。年老いた日系人の夫婦も、アメリカ人の年配者も涙を流し、心を痛めていた。(2007/2/15)