2016年2月28日日曜日

【 寿司屋でライブ❗】 〜 いい響きだね〜 〜

【 寿司屋でライブ】 〜 いい響きだね〜 〜
 滋賀県野洲。“やす”と読みます。”のす” ではありません! (田舎では小さい頃よく“シンノス”とか言って囃しておりましたが…ハハハ…わかる方には失礼!)。琵琶湖の東側から琵琶湖に流れ込む野洲川のせり出した三角州の街です。その昔野洲川は二本流れていて、そのうちの一本は今の琵琶湖大橋の東側に流れ込んでいました。近江富士と呼ばれ大ムカデ伝説で知られる三上山。古墳群があり、日本最大の銅鐸もここから出ました。昨年のライブ終了後は皆さんと〈御上神社〉を訪ね、今年は〈銅鐸博物館〉を訪れ野洲の歴史を学びました。ここは是非“ブラタモリ”でたずねてもらいたいものです。そういえば日本全国のすべての町が、歴史ある神秘的な個性あふれる街ばかりのはずです。
 その野洲で40年近くやっている地元の寿司屋『鮨雅』さん!「海から遠いからなあ。昔は大変だったよ!」とご主人。その奥さんと息子さんが隣で始めた創作料理の店が会場の『ひと蔵』です。地元では知らない人はないほど有名な二つのお店です。新鮮な海鮮丼を食べて、その後ゆっくりライブです。小さなお店のテーブルを取っ払って、ぎっちりと椅子を並べて、病院の待合室のような窮屈ななか行儀よく座って聞いていただきました。春を思わせる穏やかな昼下がり、皆さんにはゆっくりと歌を楽しんでいただきました。今回で6回目です。聞いてくれる人と、スペースさえあれば、どこでもコンサートができるんです。究極の贅沢は、お隣の昔ながらのお寿司屋さんのカウンターに座って、ご主人に美味い寿司を握ってもらい、うまい近江の地酒いただきながら歌を聴くことでしょうか…ハハハハ…。カウンター越しに言葉をかわしながら食事をしたり飲んだりする店が少なくなりました。寿司は黙って回るし、店ではカラオケが途切れない。どこの街を走っても、全国チェーンの看板が同じように立ち並ぶ。街の息吹や色合いが探せない。
 真面目にコツコツと頑張っている人が報われない。勢い、真面目にやるのが馬鹿らしく思えてくる。何とか小手先でうまくやってお金を儲けたいと思ってしまう。調子のいい要領のいい奴がうまくやっていくような錯覚を覚えてしまう。でも長い目で見ると最後は人間の〈誠実〉さだ。真面目に真摯に仕事に物事に取り組んだ人が最後に人生の勝利を手にする。いくら才能や能力があっても心がふらついて勢いに甘んじるものは長くは続かない。恋愛も人間関係もこの世の人間が行うすべての営みはそこに集約されると信じている。





2016年2月27日土曜日

【 祇園でライブ❗ 】 〜 いい響きやなあー 〜

【 祇園でライブ 】 〜 いい響きやなあー 〜
京都、祇園は憧れでした。“ 月は朧に 東山〜” “やさしい雨の 祇園町 ” 鴨川〜南座〜歌舞練場〜八坂さん〜知恩院〜白川新橋〜舞妓さん〜 御茶屋〜 一見さんお断り… 敷居の高い、近寄りがたい別世界の、落ち着いた大人の香りがした。一度だけ、お仕事でご一緒させていただいた俳優の松山英太郎さんに御茶屋さんに連れて行ってもらったことがあった。めくるめく竜宮城のような夢の世界で、お金持ちの大人の男の人はこんなところで楽しい時間を過ごすのかと、驚きと羨望と怖れとで舞い上がってしまいあまり覚えていない。日本はバブルの真っ只中だった。
この『ギャザー』のマスター山ちゃんとは、僕が初めて仕事で京都に来て嵐山に部屋を借りたときにお世話になった喫茶『ヤマムラ』のマスターです。32年の付き合いなります。その当時彼は京都フォーク村の村長をしていました。いろいろあり、体を壊し、今はギターは弾けませんが、いつまでも僕のことを応援してくれて、時々僕もこの店で歌わせてもらうのです。25人で一杯になる祇園の小さな店で、今夜も昔の仲間たちとしみじみと酒を酌み交わし、昔話を思い出し、熱い時間を過ごしました。ママさんによると、祇園の昔馴染みのお店はすっかり人が少なくなって、賑わっているのは昼間の外国人観光客と、およそ祇園とは似つかわしくない品のないお店ばっかりだそうです。寂しいなぁ。日本の情緒や文化が廃れていく。〈 そんなにしてまで外国からのお客さんを迎えなければいけないんだろうが? 〉〈何百万人来た! 一人何十万円も使った! どこが恩恵を受けてるんだろうか?〉〈失うもの、取り返しのつかないもの、一時的なことで大変な思いをしている人たちがいるはずです〉〈観光立国をスローガンにすることで、根本的な日本を支える大事なものをないがしろにしてはいないだろうか?〉味のある日本家屋の古い町並みがビルに変わっていた… 落ち着いた由緒ある〝ホテル祇園〟が〝アパホテル〟にすり替わっていた…
そのうちに日本の美しい街並みや自然の風景が消えていくのだろうか… 。日本人の心情、侘び寂び、風流、思いやり、助け合う心、デリカシーも消えてなくなっていくのだろうか…





2016年2月21日日曜日

〜 17回目の関西荒尾会 〜

【 人はいつまで故郷を思い続けるだろう…】

僕の生まれ育った熊本県の片田舎です。かつては玉名郡荒尾村といわれ、三井三池炭鉱で栄えた県境の街です。昭和30年、40年代は関西、中部、関東方面に出て就職する人が多くいました。熊本県人会はどこも盛んですが、“荒尾”の付く会は関西が唯一ではないでしょうか。18年ほど前にこの会をつくろうと準備を始めた時の、僕もメンバーの1人に参加です。43才だったかなぁ〜。あの頃まではどこも県人会や同窓会が盛んでした。僕はずっと1番の若手でした。そして今でもその1はあまりかわりません。そこで再会したり同郷の人と出会うの本当に楽しくて、時間があれ喜んで参加しました。中心は昭和10年代生まれの方で、団塊の世代位までのようです。戦争を体験し、戦後の貧しい時代から高度成長を共に苦労し生き抜いた人たちの思い出を共有し、共感できる人たちだからこそ続いてきたんだと思います。どこも、もう僕たちより若い、“三無主義”と言われた世代から下の人たちは興味が薄いようです。同窓、同期、同志と言う言葉も暑苦しいようです。個人主義になりましたから…会社での社員旅行や運動会も無くなりました。「おい 一杯付き合えよ!」「今日はとことん飲むか!」そんな言葉も死語になりつつあります。
街に出ればみんな視線はスマホです。電車の中で、何をしてるかと覗くと、大体ゲームとか大した事はしてないように見えます。最近はイヤホンをしている人も目立ちます。目だけでなく耳さえも塞いでいます。街の風景や人の表情はまず見ません。季節の移り変わりを感じたり周りの人への気遣いも無理でしょう。情報の洪水とLINEのやりとりに時間を割かれているのです。変なことをする人が増えてきました。昔からいるよ!そう言う人もいますが、親や祖父母や我が子に手をかける人は特種でした。お年寄りや障害者など弱い立場の人を傷つけることなど想像も出来ませんでした。自分が知られないからと平然と人を傷つける言葉をぶつけたり、騙したり、社会を混乱させたり…人の不安や悲しみが身に染みて感じられる人にはそんな事はできないはずです。共感、共有、共存、共生できない人が増えているのです。同じものを見て感じて体験することが難しい時代になりました。県人会、同窓会、OB会は絶滅危惧種になりつつあります… ”僕らの世代はかろうじていい時代に生きた”と思っているのは僕の錯覚でしょうか…


2016年2月11日木曜日

〜 園長先生の思いを引き継いで 〜 浜松 佐藤幼稚園 2/11

【 たくさんのやわらかな微笑みが… 】〜 園長先生の思いを引き継いで 〜  

終戦間もない混乱の中、日本人が希望を失いかけていた頃の昭和21年10月。前身の「青い鳥幼稚園」を静岡県浜松市で始められたのは、昨年1月2日に71才で亡くなられた3代目園長《山本雅乙(まさつぐ)さん》のご両親でした。「遊びと体験活動」を保育の柱に、“子供たちのための幼稚園”創りと「心を育てる教育」を信念として[ 佐藤幼稚園 ]は今日まで70年の歴史を刻んできたそうです。苦労を共に歩んでこられた奥様の“みち代”“さんと職員の皆様、そして今は息子さんの“勘太”さんが4代目の園長さんです。4年ほど前、桜のご縁で出会えたお二人でしたが、動物とのふれあいもできる“冒険広場”を作ったり、子供たちに“幸せな種”をと花と自然と触れ合う“忍者園長”としてほんとうに子供たちに慕われていた素敵な先生でした。今回は多くの卒園生や親御さんやご家族、幼稚園関係の方、親しいお友達など200名ほどお集まりになって、雅乙先生の“新しい夢の世界への旅立ち”を送るコンサートとなりました。僕の故郷荒尾に生まれた[坂村真民さん](祈りの詩人)の言葉をたいそう大切に伝えていらっしゃったのにも驚き、感動でした。ひととき、先生を思い出し、心温まる素晴らしい時間を皆さんと共有することができました。“まさつぐせんせい”有り難うございました。
[ 1番大事なのは小さい頃からの子供たちの教育 ]というのはわかっているのにね… 
[ 1番嬉しいのは本当に心が通い合ったとき ]というのもわかっているのにね… 
[ 幸せは ものやお金で満たされない ]ってわかっているのにね…  
[ 歴史や先人、自然から教えられる事は限りなくある ]のは知っているのにね… 
[ お年寄りを尊敬し親に感謝し子供を宝に思う“家族”の家族の温もりが大切 ]なんて分かり切っていたのにね… 
[自分のも他人のも 命は一つ、いただいた人生を大切に生きなければ バチが当たる!]当たり前の事なのにね… 
この日は【建国記念の日】だったけど、どれだけの人が日本の国のことを考えたでしょうか。日本は少し大事なものを見失いかけているようです…

佐藤幼稚園ホームページ http://hamamatsu.aoitorigakuen-satouyouchien.net/







2016年2月5日金曜日

【島津亜矢さんの快進撃続く】〜『帰らんちゃよか』の旅立ち 〜

【島津亜矢さんの快進撃続く】〜『帰らんちゃよか』の旅立ち 〜
NHK紅白歌合戦の影響は絶大です。その反響の熱がそのまま乗り移ったような、信じられないNHK「歌謡コンサート」への北島三郎さん体調不良での急きょピンチヒッターの出演。その間にも新聞の投稿欄に紹介されたり、ニッポン放送で“マキタスポーツ”さんが絶賛したり、埼玉のFM局 NACK5 では、音楽評論家の富沢一成さんも大絶賛でした。
明日は夕方のNHKのラジオ番組でまた「帰らんちゃよか」を歌われます。こうして成人を迎えた僕の「生きたらよか」があちこちで皆さんの心の中に入って行きます。“ばってん荒川さん”が生きていらっしゃったらどんなに喜ばれたことでしょう。今年の10月22日で亡くなってからまる10年を迎えます。お元気でしたら79才です。この歌は実は母親ではなく、父親が息子に話している言葉なのです。この歌が生まれた22年前、60代だった僕の両親も今年二人揃って八十八才の米寿を迎えます。
≪ふるさと自慢コンサート≫
2月6日(土)16:05~16:55 NHK ラジオ第一
http://www4.nhk.or.jp/furuji/x/2016-02-06/05/75146/3792503/



FM795 ナック5 「Age Free Music!」

2016年2月2日火曜日

“帰らんちゃよか”再販と今夜のテレビ生出演

= 今年初の号外 =
【 “帰らんちゃよか”再販と今夜のテレビ生出演 】
🎊 NHK紅白歌合戦での〈島津亜矢さん〉の『帰らんちゃよか』の各方面での反響の大きさに、急きょ「帰らんちゃよか」のシングルが再販されることになりました。テイチクエンターテインメントから好評発売中です。購入が大変な方は、[風の丘音楽工房]でお分けすることも可能です。
🎤 そして本日、NHK総合テレビで20時から生放送される【歌謡コンサート】に島津亜矢さんが急きょ出演が決まり、ひょっとしたら『帰らんちゃよか』のフルバージョンが聴けるかもしれません❗️
紅白で聞き逃した方も、まだフルバージョンで聞いたことがない方も、あらためてじっく聴きたい方も、今夜は大切な人を想いながら…
ぜひともお見逃し、お聴き逃しなく‼️