2022年5月16日月曜日

【 ここからの新たな旅立ち 】〜 もっとやさしく、もっと強く生きてゆく 〜

 【 ここからの新たな旅立ち 】 〜 もっとやさしく、もっと強く生きてゆく 〜

春のライブが、青春の地“玉名”で、最高の形で終えることができました。コロナ感染も落ち着かない中、お忙しいスケジュールをやりくりして各会場に来て下さったみなさんどうもありがとうございました。ボランティアで手伝って下さった方々も本当にありがとうございました。お花やお祝いや差し入れもありがとうございます。残念ながら来られなかった方も気持ちを寄せて下さって感謝します。デビューして初めて音響を使わない自分のコンサートを行いました。少し前まで京都の伏見〈龍馬館〉では120回ほどの音響なしのライブを続けていました。会場が龍馬通り商店街の中にあるこじんまりとした古い町屋風の和室と言うこともあり、さらに3分の1 はみんなで歌う“歌声コーナー”でもありましたので、何とかアンプラグド(電気を使わない)ライブが可能でした。
振り返ればその経験が音響なしでもライブができると言う大きな経験と自信になったのだと思います。そしてまたそれが被災地での訪問コンサートでも生かされ、どんな環境でもどんな場所でも歌は伝えられると言う実感を得ることができました。僕は今でもストリートミュージシャンは生で歌うべきだと思うし、言葉はテロップがないとわからないじゃなく、目をつぶって聞いても伝えられるべきだと思っています。カラオケがなかった時代は無伴奏で手拍子に合わせてよく歌っていました。50数年前、ギター1本で歌い始めて、今また初心に戻りギター1本でコンサートを完成させることができました。まだまだ足りないところはたくさんありありますが、最後はギター1本で訴えたいことを伝えられるのが基本だと言うことを忘れる事なく、これからの歌人生を続けていきたいと思います。もちろんそれにさまざまな色付けをしてくれるサポートミュージシャンやアレンジの妙味、バンドでの演奏も欠くことはできません!無限の広がりと楽しみがあります。
幸せな生活を突然奪われ、電気も水も食糧も圧倒的に足りない中での不安な避難生活を続けているウクライナの方や、戦場に駆り出されているあらゆる兵士とその家族のことを思いながら、1つでも大切な命が奪われないことを、1日でも早く戦いが終わることを願いながら歌いました。「戦争は知らない」「戦争を知らない子供たち」50年前に歌った歌です。また歌うなんて思いませんでした。『戦争はいらない❗️』『戦争はいらない子供たち❗️❗️』そう言う世界でありたいものです。



















2022年5月13日金曜日

【 あれから50年❗️】〜 沖縄返還と応援団長 〜

 【 あれから50年❗️】〜 沖縄返還と応援団長 〜

5月8日は母校〈玉名高校体育祭〉でした。1972年(昭和47年)5月21日。それまで秋に開催されていた体育祭が春に移動し、高校3年生になった僕は、名物の体育祭の赤組応援団長を引き受けることになり、応援合戦で見事優勝を飾ったのでした。赤いヒラヒラは、前の年の紅白歌合戦で[布施明]さんが「愛の不死鳥」を歌った時の衣装を参考にしたもので、赤組のテーマも手塚治虫さんの[火の鳥]でした。そしてその6日前の5月15日に沖縄がアメリカから日本に返還された歴史的な日でした。当時沖縄ではベトナム戦争が続いていて、傷ついた兵士たちがたくさん運ばれていました。若者たちは戦争を身近なものと感じていて、戦争反対のデモやアピールも行われていました。

生まれ故郷【荒尾】も変わりつつあります。世界遺産に登録された万田坑、ラムサール条約に契約した渡り鳥の集まる有明海の干潟。荒尾梨や海苔、アサリ貝だけじゃなく、海の見える荒尾競馬場跡も、道の駅や住宅が出来つつあり、シティーモールには紀伊国屋書店と立派な図書館ができ、フードコートは9月にはグランドオープンします。荒尾駅前には[のあそび]というこんな洒落たカフェもできました。僕はいつも海岸線を走り、素晴らしい夕日を見ます。さぁ明日は、僕の青春の地、音楽の溢れる町【玉名】で春のデビュー43周年記念ライブの締めくくりです。日本一の[玉名女子校]の吹奏楽部マーチングバンドの紹介が“笑ってこらえて”でありましたね![金栗四三]さん[笠智衆]さん、[植田いつこ]さんだけじゃありません!ラーメンも温泉もいいですよ! 明日の高瀬蔵ライブは、初の試みで[アンプラグド(音響を使わない)ライブ]です。ウクライナではまだ戦争が続いています。電気もない真っ暗な地下室で避難している人も多くいます。毎日人が殺されているのです。1日も早く戦いが終わることを願います。どうぞ皆さんも束の間【心のマスクをはずして】平和なひとときをお過ごし下さい!

[ 心のマスク はずして ]     作詞、作曲 関島秀樹

(一)  今日もニュースは数字を告げる まだまだ油断はできません  マスク、手洗い、蜜は避けて  不要不急の 外出控え  アーいつまで続くのか この息苦しい毎日は  腹立つ事は山ほどあるよ 誰かに文句を言いたいけれど…  誰もが不自由を受け止めている 我慢、辛抱、悟りの境地  せめて心のマスクはずして おいしい空気を吸いましょう

(ニ)  会いたい人にも会いに行けない 最後の別れも携帯電話  学校も仕事もリモートばやり 人とのつながりも途切れてしまう  アーまだまだ続くのか そろそろやめてもいいコロナ  知恵とチカラを出し合って 楽しいから始めてみよう  冠婚葬祭 お祝い事も 旅行も 帰省も 飲み会もなく  これで生きていると言えるのか!失くした時間を返してくれよ!  アー理不尽なことばかり 支援金なんてあったっけ?  だけど気づいたことがある 家族の時間と自分の人生…  確かにイライラすることばかり おまけに戦争まで始まった  みんなで不便を分け合って 本当の春を待ちましょう  いつも心のマスクはずして 大切なものを奪われぬよう  現実の世界に目をそらさずに 平和な日々を取り戻すんだ!





2022年5月8日日曜日

【 5月のバラ とカーネーション】〜母の祈りは届くのか!~

 【 5月のバラ とカーネーション】〜母の祈りは届くのか!~

ゴールデンウィークも終わりです。最後を締めくくるのは母の日です。母校の玉名高校の有名な体育祭も入場者を制限して開催されます。すばらしい五月晴れです。爽やかなやさしい風が吹きわたっています。なんと穏やかな平和な日常でしょうか。鳥のさえずりも聞こえます。昨日は生まれ故郷の荒尾市で久しぶりのホールライブを行いました。コロナ感染がまだ落ち着かない中、ちょうどいいくらいのお客様に来ていただきました。換気タイムを入れて40分×3の3部構成で行いましたが、予定の3曲をカットしても2時間半以上もやってしまいました。はははは… ちょっと思い入れが強すぎたみたいです。長いこと居座らせてすみませんでした!
素晴らしい天気に恵まれて、いろいろ予定がおありになる中、わざわざ僕のコンサートを選んで下さってありがとうございました!やはり広いホールは気持ちが良いですね。自分で言うのもおこがましいし、そして今頃言うのもこれまでいらっしゃった方にも失礼で… いやその時はその時で精一杯の最高のライブができたと思いますが… 今が一番気持ちも、声も、体も満たされて、落ち着いて、ありがたいと思えます。やはり何か繋がってるものがあるんでしょうか?父も母もいないはじめてのコンサートでした。義理やお付き合いではなく、本当に僕の歌が今!聴きたいという方が集まってくださったような気がします。もちろん来ることができなくて、想いを寄せて下さってる方も同じです。これから新たな歴史が動き始めたような気がします。ずっと、そして今も!心を寄せて下さってる方、本当にありがとうございます。またどこかで43年全然変わらない、44年目の新しい僕と会える日を楽しみにお待ち下さい。自由に歌い、聞くことができるのは平和の証です。戦場に兵士を送った母や、戦地に残された家族を思う母の平和への祈りと願いが世界に届くでしょうか…………





















2022年5月6日金曜日

【 緑の生命に包まれて 】〜 子供たちの未来を奪わないで!~

 【 緑の生命に包まれて 】〜 子供たちの未来を奪わないで!~

どこも人がいっぱいのようですが、そうでないところもたくさんあります。今ではみんな“インスタ映え”するところに惹かれる、特に若い人が多そうです。話題になる、ランキング… テレビやSNSで紹介されると途端に人が集まります。情報はありがたいのですが、それに載らないと知る由もありません。情報に振り回され乗せられがっかりすることもあるでしょう。知ってても不思議なもので、人が集まらないとなんとなく足が遠のきます。僕はひねくれているので、人が行くところにはあまり行きません。人が行かなくなってから行くこともありますが、もうその時はなくなっていることもよくあります。ははは…
日本には素晴らしいところ、美味しい食べ物たくさんありますので、人の評価ではなく、あまり混雑しないところ、知られてない所を訪ねてみたいものです。それが思いもかけない出逢いや、新鮮な発見、感動に誘ってくれます。いい天気が続いて、どこも素晴らしい新緑に覆われて、大地のエネルギーを感じます。久しぶりに子供たちの姿を駅や街で見かけました。しかし戦争は止まらない!連綿と続いてきた自然と歴史、苦心して築いた街、大切な日常、かけがえのない命を一方的に力で奪わないで欲しい!過去に後戻りせず、これからすべての人類や生き物が、この地球上でどうやって共存してゆけるかをみんなで知恵を出し合って考えて欲しい❗️ 子供たちの輝かしい未来のために‼️
僕もこの溢れ出す大地からのエネルギーを体にいっぱいいただいて、しっかり生きていこうと思います。さぁ!連休も終わる今週7日の土曜日は、故郷の荒尾で、両親のいないはじめてのコンサートです。4ヶ月前に亡くなった父と、4年前に亡くなった母への想いを込めてのコンサートとなります。