昭和35年、荘川桜の移植の話が紹介されます。
ぜひ皆さんにも声をかけてご覧いただけたらと思います。
NHK教育テレビ「歴史は眠らない」
第4回 サクラよ、よみがえれ
本放送 4月20日 PM10時25分~PM10時50分(教育テレビ)
再放送 4月27日 AM5時35分~AM6時00分(教育テレビ)
【解説】
戦時中、空襲で焼けたり、燃料用の薪にされるなど荒廃の憂き目にあったサクラ。戦後も経済復興に邁進するなかで、道路拡張や宅地造成などで伐採されるサクラが後を絶たなかった。人々のサクラへの思いは薄らいでいくばかりだった。そんなさなかの昭和35年、電力不足解消のために国策として始まった岐阜県・御母衣ダムの建設。工事が進むさなか、水没地域にある樹齢400年のサクラの巨木を救おうと立ち上がった人物がいた。当時、サクラ博士の異名をとった笹部新太郎だ。不可能と言われた移植は見事に成功し、サクラは2年後、満開の花をつけるまでに再生した。この出来事を契機に、各地でもサクラを植えようという動きが起こり、日本は再びサクラの国への道を歩んでいく。戦後、経済や効率ばかりが優先される中でサクラを守ろうとした人々の姿を見つめ、日本人の心のふるさとであるサクラの風景をどう残していけばよいのかを探る。