2016年8月22日月曜日

オリンピックは素晴らしい感動の宝箱でした!

【 オリンピックは素晴らしい感動の宝箱でした 】~ 新しい未来の平和の形を予感させます~
たくさんの感動のドラマを残して無事オリンピックが終了しました。様々な不安や心配が取り沙汰されていましたが、南米大陸初の《リオデジャネイロ オリンピック》は大成功だったと思います。(細かいところはこれから検証していくとしても…)リオとブラジルの皆さんに感謝とお祝いの拍手を送りたいと思います。日本国外で1番多い約160万人とも言われるブラジルの日系人の喜びも大変なことだったと想像します。特に今大会の万人の活躍ぶりには国の人口の1割近くを日系人が占めるわけですから、我が事のように応援し喜んでくれたことでしょう。
1908年に日本人のブラジル移民が始まり、6年前に初めて伺った時は、たくさんの日系人の方、とりわけ熊本県人会の方には大変歓待していただきました。『帰らんちゃよか』は、祖国を思う望郷の歌として皆さんに親しまれていました。あの時僕をブラジルまで呼んで下さった、玉名高校の1つ先輩《堤寿彦、早苗ご夫妻》は、今頃コパカバーナあたりでおいしい酒でも飲んでるんだろうか…
国を越えて、民族を超えて、宗教を超えて、イデオロギーを超えて、国境を越えて、性別や年齢も越えて、この後にパラリンピックが引き続き行われるわけですから、障害をも乗り越えて、それぞれの多様性を理解し、認め合い、尊敬し、受け入れる広い心が根付いて、子供たちに引き継がれていけば、決して将来は悲観的ではないと信じます。
メダリストもそうでない人も、実力以上の力を発揮できた人も普段の力が出せなかった人も、幸運な人もついてない人も、全てが素晴らしい。鍛えあげられた肉体は美しい。研ぎすまされた精神は修行僧のようだ。静と動、戦闘体勢とコンセントレーション、人間はなんと美しいのだろう。僕は9歳のときに第18回東京オリンピックを見て真のスポーツに魅かれるようになった。その後中学、高校での体験から体育の教師を目指すようになっていたのだ。その気持ちは間違っていなかった。努力すれば伸びるんだ。可能性は際限がない。答えは正直だ。夢を掴むことだってできるんだ。でもそれが全てでは無いことも理解していなければいけない。夢のような17日間は素晴らしい光と映像とブラジルのダンスと音楽で彩られた感動の閉会式で幕を閉じた。さあ4年後は二度目の《東京オリンピック》だ。また夢が広がるなぁ~ 元気でいなきゃなあ……
写真・・2010.10.28 - 11.1 ブラジルにて