2017年5月7日日曜日

【 ゴールデンウィークも終わりました 】 ~ 明日から通常営業です ~

【 ゴールデンウィークも終わりました 】 ~ 明日から通常営業です ~
🚌 ⑤ 話は1週間前の4月30日です。岐阜の荘川桜から車で30分ほどで佐藤良二さんの故郷[美濃白鳥]に到着しました。



向子駄良(むかいこだら)というとても印象的な名前の番所跡公園に佐藤良二さんの顕彰碑が建てられています。ここには宮本武蔵がしばらく滞在したお礼に植樹した樹齢 400年ほどの桜もあります。


そのすぐ前に、2011年のバスツアーの時に建立した“さくら道バスツアーの記念碑”があります。



あの時は、映画『さくら』の神山征二郎監督(「ふるさと」「ハチ公物語」「ひめゆりの塔」「月光の夏」「北辰斜めに差すところ」「郡上一揆」… など数多くの社会派映画を手がけられた日本の名監督です)も参加してくださいました。この公園には、1994年に制作された映画「さくら」で佐藤良二さん役の[篠田三郎]さんや奥さんの八千代さん役の[田中好子]さんの植樹された桜も立派に育っています。2011年 4月30日(ちょうど16年前)第一回目のバスツアーの時に植樹した“僕たちの桜”は、大きく左に傾いて池のほうに向かって伸びています。それでもしっかりと大地をつかみ、見事な桜の花を咲かせていました。この公園の桜は今が盛りで、一部は花びらを散らし、にわかに吹き出した風に乗せ、見事な桜吹雪で僕らとの再会を心から喜んでくれてるようでした。



記念碑の下には《タイムカプセル》も埋めてあります。ここの場所に、「てんごの夢」という歌を作ろうと投げかけてくれて、その曲が完成した記念に『さくら道バスツアー』を企画し、13回までお世話をされた岐阜の[辻田宣子さん]と[山下さつきさん](1回目のツアーに参加しただけで、次の年の3月に47歳の若さで亡くなりました)(僕も含めてこの三人が47歳の同い年で、佐藤良二さんが亡くなったのが47歳でした)がいらっしゃらないのはとても寂しいのですが、次の機会にぜひ一緒にこのタイムカプセルを開けるバスツアーを計画したいと思います。佐藤良二さんの奥様八千代さんも、この公園のすぐ下にある『てんご』という民宿を今でも続けていらっしゃいます。今年は87歳になられたでしょうか… 。本当にたくさんの方にお世話になり、支えられ、ご縁を広げながら16年の時が経ってしまいました。皆さんがお元気なうちに、また一同に会することができば…こんな幸せはありません。佐藤良二さんはすぐ近くのお寺に静かに眠っていらっしゃいます。「待っててくださいね。またみんなで会いに来ますからね!」










《この地球の上に 天の川のような 美しい花の星座をつくりたい 花を見る心がひとつになって 人々が仲良く暮らせるように… 》 (佐藤良二さんの言葉、願いです。「てんごの夢」に引用させていただきました )