見事に実った青い稲の穂だ。福島はもともとがおいしい稲作地帯なのだ。お酒もおいしい。真っ青な空に白い雲が浮かんでいる。台風が近づいているせいだろうか、吹く風は何となく秋を感じる。三陸の美味しい海の幸と温泉に体と心を許せば、しっかりリフレッシュすることができました。
帰り道はもう3度目の訪問になる郡山です。今回は、お年寄りの方が20人ほど生活をされている施設“団欒の家”《樹楽》です。ここの所長の［杉山勝茂］さんは、熊本地震の直後に《益城町》までこられて、支援物資やのっぺい汁を振舞ったりされました。9月には《西原村》を支援にいかれる計画も立てていらっしゃいます。皆さんと体操をしたり、歌を歌ったり、お話をしてつかの間の楽しい時間を過ごしました。
帰りの新幹線はUターンラッシュでいっぱい。みんなお疲れ気味で先を急いでます。こんな時ほどその人の人間性が見え隠れする。うまくやる人と、生真面目な人。臨機応変な人、融通のきかない人。イライラする人、じっと耐える人。押しのける人、人に譲る人。まぁ人それぞれ、人間模様が織り成す風景です。そんな中でもほっとする事も、心温まる情景も、人の触れ合いもあるものです。
台風が通り過ぎ、今夜は素晴らしい満月が空に浮かんでいます。相変わらず1日中、オリンピック三昧の日本です… 熊本地震の本震から4ヶ月になります。
