僕の音楽との大きな出会いを作ってくれたのはラジオの深夜番組だった。全国的には「オールナイトニッポン」があまりにも有名だが、熊本で、それも1番福岡に近い荒尾で育った僕には、福岡のラジオ番組にずいぶん刺激を受けたものだ。その中でも今も強烈に覚えているのはKBC九州朝日放送の「歌え若者」(岸川均ディレクター)と、RKB毎日放送の「スマッシュ イレブン」(野見山実ディレクター)だった。それぞれがアマチュアのバンドやフォーク歌手のオリジナル曲での生演奏や音楽の紹介、プロへの登竜門のような番組だった。中学から高校時代の僕は、実力も度胸もなかったので、それらに出場するなんて考えも及ばなかったが、毎週欠かさず楽しみに聴いていた。この偉大な2人の名物ディレクターは福岡からプロとして飛び立っていった井上陽水、チューリップ、海援隊、甲斐よしひろ、石橋凌、シーナ&ロケッツ、チャゲ&飛鳥、長渕剛… 多くのアマチュアミュージシャンを発掘して後押してきた方です。伝説のライブハウス〈照和〉ともつながります。福岡は憧れの大都会でした。
今回はそのKBCのお昼の人気ラジオ番組に生出演。岸川ディレクターが[ばってん荒川さん]との名コンビで長年続いた人気公開生番組の『ふれあい天国』(僕もずいぶん出演させていただきました)の話や、「帰らんちゃよか」の話に花が咲きました。奇しくも10年前、平成18年の10月22日ばってん荒川さんが69歳で亡くなりました。後を追うように岸川均さんも11月17日に69才で亡くなられました。僕は大変お世話になった大切な方を、ひと月もしないうちにお二人見送ることになりました。今年はそのお二人の、10年忌を記念するそれぞれの特別番組やイベントが計画されています。そんな思い出深い《博多で明日はライブ》です。
今回はそのKBCのお昼の人気ラジオ番組に生出演。岸川ディレクターが[ばってん荒川さん]との名コンビで長年続いた人気公開生番組の『ふれあい天国』(僕もずいぶん出演させていただきました)の話や、「帰らんちゃよか」の話に花が咲きました。奇しくも10年前、平成18年の10月22日ばってん荒川さんが69歳で亡くなりました。後を追うように岸川均さんも11月17日に69才で亡くなられました。僕は大変お世話になった大切な方を、ひと月もしないうちにお二人見送ることになりました。今年はそのお二人の、10年忌を記念するそれぞれの特別番組やイベントが計画されています。そんな思い出深い《博多で明日はライブ》です。