2016年8月6日土曜日

【平和の象徴スポーツの祭典と共に 】〜 今年もしっかりと広島被爆の日をかみしめる 〜

 【平和の象徴スポーツの祭典と共に 】〜 今年もしっかりと広島被爆の日をかみしめる 〜
リオデジャネイロオリンピック開会式の歓喜と音楽、みんなの笑顔を見ていると、どうしてこの地球に暮らす人々が、憎しみ合い、奪い合い、殺戮や戦争を繰り返すのか、どうしても信じることができない。今年の8月6日はオリンピック開会式(現地は5日)と広島原爆の日が重なった。《 鎮魂の鐘の音と明るいサンバのリズムが交錯する 》(ブラジルだって多くの問題を抱え、悲しい歴史を背負っている)。未だ過半数の人が原爆投下は止むを得なかったと思う、原爆投下国のオバマ大統領が今年の5月、戦後初めて原爆投下地の広島を訪れた。戦争の虚しさを語り継ぐ方が高齢になられるが、実際に体験した方のお話は、つい昨日のことのようで生々しく、悲しく心を揺すぶられる。残された時間の少なさと、現実の世界への不安や使命感などで、ようやく重い口を開かれる。まだまだ語られていないこと、語り継がなければならないことがたくさん残されていることを痛感させられる。パラリンピックも今まで以上に注目され、国を追われた難民の選手たちも一部参加できるようになった。『人間みんな一緒じゃないか! 誰もが一生懸命努力すれば夢は叶うんだ! みんなが幸せになる権利を持ってるんだ! いろんな立場の人を理解しようよ! お互い様だろう、助け合って生きていこうよ!』こんなことがきれいごとではなく、現実となって広がっていくように願う。しかし、一方で自分の考えが理解されないとテロや暴力、ネットに訴える人が増えてきている。人間は進歩しているのだろうか… 。失敗や反省を繰り返し、歴史に学びながら人類は少しずつ前に進んでいくのだろうか…。人間は日々入れ替わっている。永六輔さん…大橋巨泉さん…渥美清さん…「夢で逢いましょう」「ゲバゲバ」なんて若い人は知らない。生きていること、素敵なこと、素晴らしいものを伝えていかなければ… 。それが先に生きてきたものの後に続く人への大切な贈り物だろう。そんなことを想う慌ただしい今日の午前中でした。イチローの3000本安打達成もあせらず待っています。明日からほとばしる“青春”、夏の甲子園が始まります。暑い暑い夏が続いています。どうぞお体を大切に…