2016年1月17日日曜日

震災21年目のメッセージ  1.17

【 阪神淡路大震災から21年目に想う 】〜 あの日は…忘れない 〜
早いもので阪神淡路大震災から21年目を迎えました。僕が滋賀県に住むようになった翌年の、新年の清々しい気持ちが冷めやらぬ1月17日に大惨事が起きてしまいました。いつか起きるだろうと言う事は解っていましたが、今日この時、自分が経験するとは想像できませんでした。
生まれて2ヶ月半の長女を抱き上げ、これまで経験したことのない大きな揺れに、このまま家の中でじっとして揺れが収まるのを待つか、ひょっとして家が崩れてしまうかもしれないと言う恐怖から、外に飛び出したほうがいいのか… それくらいの大きな長い揺れでした。もうその娘は大学4年生です。大切な命をいただき、今生かされている奇跡に感謝をしています。自分の子供がこの世に誕生した時の喜び、この小さな灯を自分の命に代えても、大切に育てていこうと言う決意、ほとんどの親がそう感じたはずです。
この崇高な営みが軽んじられている事件が後をたちません。突然に思いもかけない事故や事件で命を奪われることもあります。特に幼い子どもや、将来ある若者たちの死には心が痛みます。
全ての人が大切な人生を生きている、掛け替えのないたったひとつの奇跡の命を大事に生きているということを忘れずに生きていきたいと思います。
6,434名の尊い命が失われたこの日を、ずっと忘れないで、その悲しみをずっと背負い生きている方が今もたくさんいらっしゃると言うことも心にとめて、生きていきたいと思います。今生かされていることに感謝をしながら…
                            2016年 1月17日 関島秀樹