2018年6月24日日曜日

【 旅の終わりが近づいてきた 】〜 なにかが見えただろうか… 〜

【 旅の終わりが近づいてきた 】〜 なにかが見えただろうか… 〜
ニューヨーク〜ペンシルベニアの旅が終わりに近づいてきた。母が亡くなって2ヶ月半。喪失感は直後よりだんだん大きくなっていくようだ。美しい景色を見ても、楽しいことがあっても、日本が勝利しても、地震が起きても、必ず話していた相手がいない。“この気持ちを伝えよう”と思っても、「ああ もういないのだ… 」と思い、現実を知らされる。仏事の法要はよくできたものだ。初七日、49日、百か日、一周忌、三周忌、七回忌… だんだんと気持ちが落ち着き、和らぎ、現実を受け止められ、亡くなった人への感謝と尊厳、生かされていることへの有難い気持ちが湧き上がってくる。その時々に話をして思い出せば、心の中で生きつづけている。その人の人生が見えてくる。何をしてきたか、何をしたかったか、どうあれば喜んでくれるか… 
1つの命が消えると言うことは大変なことなのだ。それが身にしみてわかっていれば、命の軽さを感じてしまう近年の現実が少しは変わると思うのだが…
フリーウェイで知られるアメリカの高速道路でも、有料のところがあります。広大なアメリカを感じさせるペンシルバニアの旅も終わりです。阿蘇に似た風景もありました。日本が好きだった、自然との一体感のある[フランク・ロイド・ライト]の有名なハウスも見ることができました。東から西へと飛行機で5時間。時差が3時間あります。雪の残るロッキー山脈を越え、[グラントキャニオン]と砂漠の中にある[ラスベガス]を空から眺めながら、ロサンゼルスに到着しました。今日は沖縄慰霊の日。73年前はこの国と戦っていたのだ。多くの人の命を奪った悲しい思いを二度と繰り返してはならない。ワールドカップサッカーが続いている。それぞれの国の威信と選手たちのプライドをかけて…。アメリカは強硬に不法移民を締め出そうとしている。難民への対応でヨーロッパが揺れている。世界にはかろうじて命を繋いでいる人たちが何億人もいる。一方で豊かな生活を謳歌している国もある。世界の平和を願わずにはいられない。しかし戦争や紛争がないだけが真の平和ではない。明日は、第二の故郷《滋賀県の知事選挙》の日だ。日本はセネガルと戦う!いよいよ帰国が近づいた。