2015年5月25日月曜日

【いま 生きている 実感と幸せを… 】~ 新緑の山側のヒデキのデッキ ~

 初夏のような、それでいて湿度が低くて爽やかな天気が続いている五月…。シリアのような空爆や殺戮に怯えることも、ロヒンギャのように国籍を持てず難民として漂流することもなく、言いたいことを言えて、自由に行動でき、餓死することもなく、努力して頑張ればそれなりの評価を得ることができる…。こんなありがたい暮らしができる国に生まれて、本当に幸せだと思う。人は国や親を選べない。
昨年亡くなった、僕の大好きな俳優〈ロビンウィリアムズ〉が助演男優賞を獲得した「グッドウィルハンティング」の監督の作品の『永遠の僕たち』という映画を見た。両親を交通事故で亡くした少年と余命3ヶ月と宣告された難病の少女との純粋な《愛》と《生》を正面から見つめる物語だった。人間の永遠のテーマだ。なぜかそこに、亡霊として日本の[神風特攻隊]で命を落とした若者が2人の理解者として登場する。戦争の不条理、原子爆弾、愛する人のために命をかけられるか? 突然途切れる命と少しずつ近づいていく死への恐怖と、大切な人との別れと、生きていられる人間の務めと果たすべき責任と…
誰もが戦争はしたくない。人は傷つけたくない。穏やかな平和な暮らしを求めている。でもそれは、黙ってて与えられるものではない。限られた地球上で、様々な価値観の人間たちがそれぞれの幸せを求めて奪い合う。悲しいかなその解決には、平和的なものだけでは済まされない人間の性がある。その日が来るまで、いったいどれだけの血が流されるのだろうか… 。子供たち孫たち、その先の時代には《ほんとうの平和な日》が訪れるだろうか…。
 裏庭には、しょっちゅう山の住人たちが遊びに来る。彼らもここに生きているのだ…