サンフランシスコの郊外にある、娘の大学の卒業式に出席しました。アメリカらしい、型にはまらない、自由で明るい感動的な卒業式でした。親としての役目を1つ終えました。終了後は広々とした大学の校内でざっくばらんなパーティーです。華やかなマリアッチの演奏が流れ、まさに[カルフォルニアの青い空]のように彼らの未来は希望に溢れています。自分の卒業式からは40年が経ちました。きちんとした式次第に則った、生真面目で几帳面な緊張感のある卒業式の式典でした。それぞれがその国らしくてすばらしいと思います。
果たして、あの頃自分は何を考えていただろうか…。将来のはっきりとした目標も見つけられず、漠然と未来を考えていたような気がします。アメリカの大学生は、在学中にほとんど将来の目的を決めるらしいです。それに沿って、よく勉強はします。途中で違う興味を見つけたらまた大学に入り直したりして軌道修正もします。大学の名前や、何年で卒業したかなどに就職が左右されることはほとんどないようです。何をどれだけ勉強してきたか、これから何をやりたいかというのが重要です。奨学金制度も充実していて、貧しい人も頑張れば、ほぼどこの大学にも入ることができます。でも勉強しなければ振るい落とされます。今、日本の大学生で問題になっている、就職した後奨学金を返すために厳しい生活を強いられるような事は少ないようです。子供たちに希望のある未来を考えさせ、その選択肢がなるべく多く用意され、〈それを実現するために努力すれば報われる〉という気持ちを持たせると言う意味では、アメリカの方が環境は整っているような感じがします。しかし、自分の人生を築くための本番はこれからです。すべての大学生に…《 卒業おめでとう❗️》 。[子供は“未来”]です。[子供は“希望”]です。[子供は“宝”]です。 それを大事にしない国は滅びます。日米、そして世界の子供たちの将来に幸あれ‼️です。