2017年12月4日月曜日

【 40年続いている“らんたん”との奇跡 】〜 どうしてこんなに長く付き合えるのだろう?〜

【 40年続いている“らんたん”との奇跡 】〜 どうしてこんなに長く付き合えるのだろう?〜
何がいいのだろう? ほとんどお互いの事は知らない。プライベートなことも語らない。特別な事は何もない… 。初めてこの店に来たのは僕がデビューする前の23歳の時でした。この場所の前の場所、円山あたりにある小さな店でした。作詞家で2年半前に亡くなった若き日の作詞家[ちあき哲也]さん(飛んでイスタンブール、吾亦紅、仮面舞踏会 など…)や[杉本眞人]さん(吾亦紅、お久しぶりね、今さらジロー など…、)もよくお見かけしていました。
マスターの[小川武志さん]もプロデビュー寸前までいった人で、今でも大好きなビートルズなど、お店のバンドと一緒に音楽を楽しんだり、若いミュージシャンをプロデュースしたりしていらっしゃいます。そんなマスターの人柄に惹かれてミュージシャン、業界の人、面白い人たち、凄い人たち、老若男女が夜な夜な集まってくる不思議なお店です。[ちあきなおみ]さんが歌った名曲『かもめの街』(ちあき哲也 作詞、杉本眞人 作曲)はこの店がモデルと言われています。

そんな様々な人間が行き交った「らんたん」で、僕自身も40年を振り返りながら、久しぶりのライブに酔いしれました。









多分ここには… 音楽をこよなく愛し、人間が好きで、いつまでも人を思いやれる、あたたかい人の心がずっと変わらずあるのだろう… 。人は寂しい… 人は悲しい… だけど人は素敵です…