今、故郷荒尾は様々な注目を集めている。世界遺産の万田坑。ラムサール条約の有明海干潟。暮れには市長選挙まである。それに昨日の【有明高校女子駅伝】。無理やり加えるならば、観光大使【関島秀樹の還暦とデビュー35周年】もか???…ハハハハ(失礼でした)。真面目に、もう一つは、全国高校ラグビー大会出場の【荒尾高校ラグビー部】です。徳井清明監督(47)。なんと、母校玉名高校の後輩!(ちょつと先輩風ば吹かす…失礼!)。当時は彼は野球部で、僕の3年の時の担任で恩師、体育の[田中紀弘先生](この先生に出会わなければ、、僕は体育の教師は目指さなかったと思う)が野球部の部長で、「たいぎあ〜打たれた!」そうですが、ニュアンスだけで想像下さい。徳井監督は、社会科の先生で、もう長年ラグビー一筋の指導をされ、今回、荒尾高校をを二年ぶり七回目の花園へと連れて行かれます。【生徒ががんばるけんです】とあっさりと謙虚で、勝負師のような、ピリピリしたところが感じられません。(たぶんグランドでは違う顔でしょうが…)とてもざっくばらんで、今から32年前の、[玉高創立80周年のコンサート]の時一年生で、その時のことをよく覚えてらして、「ぎゃんして 聴きよったつですよ」面白おかしく話されたり、また8年前の[荒尾高校スクールコンサートの時の、僕とのやりとりも楽しそうに、懐かしく話されました。人間的にも、指導者としても超一流です。(僕も何だかがとくい気です。ハハ…)。「試合はやってみらんと わからんです」(笑顔の向こうには、何か期するものがあった気がしました)
実はもう一つ強い気持ちがあったと想像するのは、荒尾高校の名前で出場するのが今年が最後なのです。来年度から隣の【南関高校】と統合し、新しく【岱志高校】として、スタートするのです。(その新しい校歌は、今、関島秀樹が制作中です)【花園で最後の荒尾高校の校歌をぜひ聞きたい!歌いたい!】と思うのは当然です。荒尾高校関係者のみならず、玉名高校や、熊本にゆかりの方も、是非是非花園へ応援にお出かけ下さい!優しい笑顔の城戸申一校長も気合が入っています。部員たちは雨にも関わらず、充分明るいとは言えない照明の中で黙々と柔軟体操をしていました。監督は「こんな雨の条件の中で練習できるのは貴重だ」と嬉々としてグランドに飛び出して行かれました。(この日は7時間授業。練習時間も限られる中、寮もなく、練習環境が良いとは言えない40人ほどの部員たちは、ずいぶん遠くからも通ってきている。全日本代表の帝京大キャプテン【流 大】くんも久留米から通学していた。こんな片田舎の県立高校の生徒たちがもう7回も全国大会に出場しているなんて、奇跡のような話だと思いませんか!胸が熱くなる《がんばれ!【最後の荒尾高校ラガーたち】!!》