師走に入った途端、日本列島は冬の気候に突入しました。我が家の“ヒデキのデッキ”にも比良山頂からちらほら雪が舞い降りてきました。気温3度。今年1番の寒さです。【高倉健さん】に続き【菅原文太さん】も天に召されました。80歳の前半かぁ〜。まだまだ若いよなぁ。日本人はどうして元気なうちに、その人の功績や人間性の素晴らしさを称えたり尊敬したりできないのかなあ〜。亡くなってからじゃあ遅いのに…。そんな寂しい思いの中に、なんとまぁ〜信じられない奇跡的なあったかくうれしい話があったものでした。話は[35周年記念コンサート]の翌日に皆さんと交流をした[びわ湖島巡り]に戻ります。最高の天気に恵まれ、楽しいひとときを過ごし、大津港で皆さんとお別れをしたそのあと、両親を含む熊本組の帰る時間まで食事をし、慌ただしく大津駅で見送りました。翌日《警察から連絡》がありました。『誰か財布を落としてませんか?』〔財布には身元がわかるものはありませんでしたが、旅程表が入っていました〕散々連絡しても誰も身に覚えがありません。次の日に両親の荷物を宅配便で送って、その翌日荷物が実家に届いてからその中に財布がないことが初めてわかりました。警察にはいきさつを説明して私が受け取りに行きました。金額は申し上げませんが、そこそこの金額です。届けた方のお名前と住所電話番号を教えて頂き、すぐにお礼の電話を入れました。とても穏やかなご夫婦で、「食事を終えてタクシーを降りたら」その足元にあったそうです。その時に初めて状況がわかりましたが、落としたのはバタバタして車から荷物を降ろして大津駅へ見送ったその場所だったようです。なんと姉が住む千葉の方で、「義理のお兄さんのお通夜に岐阜に行き、どうしても京都の紅葉が見たくて足を伸ばされたそうですが、ホテルが全くなく、大津駅前のホテルをとられた」そうでした。僕らが見送ったすぐ後にそこに下りられたようでした。【あのタイミングで】【あの方たちに拾われなければ…】【やっぱり日本人はすばらしい…】。お礼の手紙の中に僕の活動を同封しておきました。今日そのお礼の丁寧なきれいな字のお手紙が届きました。【同じ午年だそうです。島津亜矢さんの歌が大好きだそうです。もちろん「帰らんちゃよか」もご存知でした。】そんな人の優しさや人情、日本人の心を大切に持ってらっしゃる方だから、当たり前のように届けて下さったんでしょうか…。なんと奇跡のような、ドラマのような話でした。人生、真面目に一生懸命生きてるといいことに出会うもんだなぁ〜。めぐりめぐっていつか自分に返ってくるんだなぁ〜。いいことも悪いことも…。また人生が楽しくなりました。また人が好きになりました。また生きる元気がさらに出ました。皆さんありがとうございます。皆さんのおかげです。【大阪マラソン】の正式記録証も今日届きました。僕の走ってる写真も見られるそうです。大阪マラソンはハイテクで最後の最後まですばらしい【おもてなし】でした。良い体験をさせていただきました。本当にありがとうございました。『さぁ 、また明日からがんばるぞ〜!』