2014年12月17日水曜日

【 師走の山科駅で天使に出逢った 】〜 皆さんはどう思いますか?〜

日本列島全体がフリーザーに入ってしまった今日の夕暮れ。寒々と凍りついた師走の風が吹き抜ける中、僕は京都【わからんや】の最後のライブへ向かうために、JR湖西線から京都地下鉄に乗り換えるために山科駅に降りた。なんとなくクリスマスの雰囲気が漂う、コンコースを抜け切符の自動販売機の前へ…。すると、僕には最近とんと縁のない、若いかわいい女性が声をかけてきた「あのう〜切符を買うんですか?」僕は事情が飲み込めないまま『ええ、そうですが…何か…??』不思議な雰囲気だった。いかがわしいお誘いだろうか?何かの勧誘だろうか?お金の無心??? 「もうこれから帰りますから、よかったら使ってください」と差し出してくれたのがこの[ワンデイフリーチケット]です。『ああ〜僕はなんと心が歪んでしまったんだろう』暖かい人の思いやりを…ストレートに受け入れられなくなってしまったのか…。まず怪訝に、一瞬でも人を疑うことから始まるようになってしまったのだろうか??。こんな若くかわいい娘が、勇気を振り絞って僕に声をかけてくれたのに…。そう思うと申し訳なく、とてもいとおしく、優しい心の持ちの彼女が、雑踏の中で【天使】に見えたのだ… 。ひょっとしたらこれは正しいことではないかもしれない。でも《無駄にしたくない、誰かの役に立てば》と思うそんな純粋な心がとても嬉しく、心があったかくなりました。どうもありがとう。

30年間のお付き合いでした木屋町の【わからんや】が今日ラストライブを迎えました。さすがに店一杯のお客様。僕も相変わらずの、気まぐれのライブ進行。お客様も慣れたものでリラックスした雰囲気。歌いながらいろんなものが頭を通り過ぎて行く。日本で1番多くライブを行った店 。自分を1番さらけ出せた店。【どん底はうす】から30年間、ずっと根気強くライブをやらせてくれた店長の【池野】さん! 静かなマスター【島】ちゃん! ほんとに、ホントに大変お世話になりました。寒風ふきすさぶ中、わざわざおいで下さったお客様の皆さん。30年間大変お世話になりました。プチ忘年会はそのままお店を借りて行いました。そんなに遠くない時期に、第二章スタートします。どうぞ素晴らしい年をお迎えください。 ありがとうございました。




 『さぁ!いよいよオーラスの千秋楽。大津公会堂が最後のコンサートとなります』
《ちょっとさよなら忘年会も同じ会場でそのまま行います》お時間のある方はどうぞ、初めての方でもご参加下さい。明日は雪が積もるかなぁ…。どうぞ被害が最小限で終わりますように…