2016年11月23日水曜日

【 秋陣営の霜の色 …昔の光今何処 】〜 竹田の街に竹楽の光 〜 -11/20-

【 秋陣営の霜の色 …昔の光今何処 】〜 竹田の街に竹楽の光 〜
〈滝廉太郎の荒城の月に歌われた岡城跡のある白壁の城下町〉17年続く[竹楽]にお邪魔しました。古い町並みと16羅漢のあるお寺、広瀬公園などの一円に竹灯籠の仄かな明かりが静かな夜を彩ります。24,000人ほどの歴史ある気品のある街に10万人以上の方が訪れる。“志保屋”さんのご協力で、ご自宅でもある町屋の一角をお借りして[熊本地震復興チャリティーコンサート]をさせていただきました。なんと偶然にも、滋賀県大津市にお住まいの日本画家[鈴木靖将さん]と陶芸家の[鈴木晴嵐さん]ご夫妻のすばらしい作品が展示されているギャラリーと変身したお部屋で歌うことができました。古い町並みの通りに面した場所にあり、たくさんの方が通りすがりに立ち寄って下さって、立ち止まり歌を聴き、募金をしてくださいました。これだけ多くの方がいらっしゃるのに、なんと静寂な、荘厳な雰囲気を醸し出すのでしょう。時が止まったようです。あの揺らぐあかりと、それに照らし出された紅葉の赤に、心が洗われます。白壁や隧道の両側に並ぶあかりは自分の人生を象徴しているようです。日露戦争で「軍神」と呼ばれ、歌にもなった[広瀬武夫中佐]が生まれ、[滝廉太郎]も2年間ここに住んだ気品漂う城下町。来年の[竹楽]は、今日の感動から生まれた“竹田の歌”を披露するコンサートになりそうだ。翌日、高台にある[岡城跡]を訪れました。今が見頃の紅葉に囲まれた広大な山城の跡。“栄枯は移る 世の姿…” 山々を見渡す絶景の中に、我が人生をしみじみと噛みしめる… 有難きかな 我が人生…