2017年3月1日水曜日

【 愛しい学校の終焉を見届け見送る❗️ 】〜 閉校式の校旗収納から校歌斉唱 〜

【 愛しい学校の終焉を見届け見送る❗️ 】〜 閉校式の校旗収納から校歌斉唱 〜
たくさんの大切な思い出とともに、今日2つの県立高校が役割を終えました。[熊本県立荒尾高等学校]と[熊本県立南関高等学校]です。2年前に統合し【岱志高校】が生まれたときに校歌を作らせていただいたご縁で、“最後をこの目で見届ける”ために、そしてお別れに訪れました。これが僕の責任と役目なのです。閉校式の最後のセレモニーは《校旗収納》です。初めて聞く言葉でした。校章と校旗は学校にとってのシンボルで、神聖な大変大切にされてきたものです。最後にそれを収めることで、この学校の灯が消えてしまったようで、とても寂しい思いを受けました。涙を流される方もいらっしゃいます。でも人間のようにここで命が途切れるわけではなく、これまでこの学校で培われた知識と精神は、これからも多くの卒業生の人たちによって長く受け継がれ、心の中に生き続け、消える事はないでしょう。『我らは 青年❗️』荒尾高校は昭和23年からの69年の歴史を閉じました。最後の卒業生は79人です。歴代の校長先生方や懐かしい方々と再会することができ、記念の“校歌の石碑”の除幕式も行われ別れを惜しみました。







その後、隣町の南関高校へと向かいます。15人の卒業生です。こちらは昭和3年からの89年の歴史を閉じました。『南関伝説❗️』が生き続けています。最後の[重岡忠希校長]が、全勢力と情熱を注ぎ、見事な有終の美を飾られました。懐かしいOBや地元の方、先生方の中に、僕の母校[玉名高校]の3年生の時の担任[田中紀弘先生]の顔を見つけ、嬉しい再会でした。子供たちの個性や才能は生徒の数に関係ありません。新入生が入ってこないものですから全校数はだんだん減り、最後の一年は15人で過ごしました。中身の濃い素晴らしい1年間になったことでしょう。こちらは学び舎外、懐かしいグランドや体育館など全て消えてしまうものですから、寂しさはひとしおです。








来年度からは荒尾高校の校舎をそのまま引き継ぎ、新生[岱志高校】として新しいスタートを切ることになります。セレモニーの最後は《校歌斉唱》なのです。涙で声が続きません。
二校とも母校での最後になるであろう校歌斉唱を、しみじみと噛み締めながら高らかに歌いあげました。感動の一日を皆さんと共に過ごすことができました。そして、全国にいる、荒尾高校 22,220名、南関高校 11.200名の卒業生が君に感謝をし、別れを惜しんでるよ。
『長い間ありがとう。お疲れ様… 君を… 忘れない… 』