63回目の春を迎えます。何回目からこの季節を覚えているでしょうか。やっぱりどうしても学校の思い出が1番浮かんできます。卒業式、土や草の匂いがしてきます。高い空でひばりが泣いています。昔は蓮華畑があちこちにありました。新しい制服や、教科書を買いに行ったものでした。「のりこさん はーい」小学校の国語の教科書の1ページにあったような気がします。『万物節』と言う題名の詩を読んだ記憶があります。中一の最初の英語の教科書には“This is a dish.” だったと記憶しています。中学校になると男の子は丸坊主だったので、死ぬほど嫌だったのを思い出します。今思えば笑い話です。高校の卒業式では、もうこんな楽しい学校生活が二度と送れないんだと、心底寂しい思いをしたものです。でもそんなちょっとブルーな気持ちを吹き飛ばしてくれるのが春の訪れです。菜の花、桜、すみれ、たんぽぽ… 里山や川、虫や動物たちすべての生きものが新しい命を吹き込まれ、生き生きと動き始めます。日本はなんて素晴らしい自然と季節に恵まれているんでしょうか。3月に終わり、4月からスタートする。桜とともに新しい年が始まります。そしてすぐ、生命力を1番感じる新緑の5月です。さぁ今年もいい年になりますように！ この大自然の営みに負けないように… 恥ずかしくないよに… 生きている喜びに感謝しながら歩いていこうと思います。
京都ライブハウス『わからんや』の周りも素敵です。木屋町の高瀬川の桜ももう花が咲く頃です。
