2022年7月19日火曜日

【人吉・球磨・八代 負けんバイ❗️】〜 前を向いて がんばるケン❗️〜

 【人吉・球磨・八代 負けんバイ❗️】〜 前を向いて がんばるケン❗️〜

17日は線状降水帯注意報発令の中、人吉に行ってきました。大水害から2年が過ぎ、街の中はだいぶ落ち着いた雰囲気ですが、あちらこちらに空き地や壊れたままの家屋、シャッターが閉まったままのお店も多く見られました。あちこちに仮設住宅があり、まだ不自由な生活をしていらっしゃる方や、お店や商売を再建する見通しが立たない方もずいぶんいらっしゃるようです。直後から1年ほどはボランティアの方や、旅行者の方が復旧復興の後押しに多く来てらっしゃいましたが、長引くコロナ禍もあり、最近はぐっと少なくなったとおっしゃってました。メインの繁華街も人影は少なく、夜の歓楽街はひっそりとしています。鉄道は寸断され、人吉駅も閉まっています。橋もいくつも壊れたまです。報道されないと忘れられてしまいます。
幸運にも野外のマルシェでは、歌っている間は雨が上がってくれました。ここも以前と比べるとお客さんが少なくなったそうです。再建真っ只中の[鍋屋本館][しらさぎ荘]のおかみさんたち。いち早く店を開けた[モルト]のマスター。[Jay庵]のお母さん。最近オープンした[あさぎり山荘ひばり]の社長さんたち。遠く諫早からも駆けつけて下さいました。地元の[人吉新聞]にも告知をしてくださり、八代からは[くまがわ春秋]の編集者も来てくださり、たくさんの人、マルシェのお店の協力を得て、嬉しい、懐かしい皆さんと再会でき、楽しいひとときを過ごすことができました。

【犬童球渓記念館】(「旅愁」「故郷の廃家」などを作詞した人吉出身の音楽家)では、今年90歳を迎える[鶴上寛治](球渓の直系のお孫さんで、玉名高校時代の私の恩師)と[うしを]夫妻、球磨村など近在から、四年前に来てくれた小学生の[まことくん]親子や昨年もいらっしゃった方などで椅子がいっぱいになるくらい来て下さいました。ここでは18日にも、球渓が教師となって初めて赴任した兵庫県の丹波から、4年前に『旅愁』の歌碑を地元に建てられた方々が、故郷を訪ねたいと10名いらっしゃいましたので、お礼の歌を歌わせてもらいました。人吉のシンボル[青井阿蘇神社]の池に架かる橋は再建され、後は欄干を朱色に塗るだけだと話されていたここのお世話をされている主のような[嶽本さん]の笑顔が救いでした。

先日の大雨で球磨川の水かさが増し、避難された方もいらっしゃったようです。今も九州から中国にかけて線状降水帯が発生し、大雨、暴風、雷の警戒警報が出ています。どうか被害が出ませんように祈るばかりです。