2015年2月27日金曜日

【 大都会の真ん中で感動しました】〜 すばらしい日本の一端を見た 〜

防災のイベント終了後、雨も風もちょっと強くなってきたので、帰る方向が同じということもあり、車いすのファンの方と一緒に途中まで帰ることにしました。東京メトロ[虎ノ門駅]まで約7〜 8分。途中風で傘が飛ばされそうになりながら何とか駅にたどりつき切符を買って改札を入ろうとすると、「こちらは渋谷行きで浅草方面は反対側のホームになります。ごめんどうですがいちど地上に出て大きな交差点を2つ渡り、道路の向こう側のエレベーターのある11番入り口から反対側の改札口へ降りてきてください。」と地図を渡されました。『ガーン❗️』この雨風の中また地上に上がるのか…。外は夕暮れの中、地図も見えないし、反対側の入り口の番号なんて読み取れない。間違ってたらまた違う入り口まで傘をさして車椅子で向わなければいけない。そんな時、《宅急便》のお兄さんが、走りながら、忙しい中、実に親切にわかりやすく、ビルの中にあるエレベーターの場所を教えてくれました。[ありがたい感動しました❗️]。
15分ほどかかって改札口にやっとたどりつくと、先程の駅員さんが待ち構えていました。「違う所から降りてこられたんですね」『と言われても…』。〜やっぱり忙しく動く大都会では障害のある人は疎まれるのかなあ〜 とここまではそう思っていたのですが…ここからが[すばらしい❗️]。その駅員さんがずっとついてくれて、車椅子専用の板を渡して電車に乗せてくれました。そのまま電車に乗り込んで一緒に次の[新橋駅]の改札出口まで案内してくれると、また別の駅員さんが[JR新橋駅]まで案内してくれました。
すると今度はJRの駅員さんが行き先を聞かれ、総武線快速だとホームに上がるまで40分かかるけど、[秋葉原]で乗り換え、各駅の総武線で行くのでしたらすぐ案内できると…(総武線快速のホームは地下深くにありそこまでのエレベータはまだないと言うことでした)そして同じように新橋から電車に乗せてくれました。[秋葉原]に着くと連絡がちゃんいっており、また4人目の駅員さんが、ここにはエレベーターがないものですから、夕方の帰宅を急ぐ人の多い中、なんとエスカレーターを完全ストップして、(エスカレーターの階段の所が3つだけフラットになるようになっており、そこにちょうど車椅子が乗るようになっているのです。)初めて見る状況に[ものすごい感動です❗️]。隣の狭い階段を登り降りする皆さんのご不便の中、少し冷たい視線を感じながら、駅員さんと車いすの方と僕と3人だけで上までエスカレーターを貸し切ってしまいました。ほんの5分ほどですが、皆さんにご不自由をかけさせてしまいました。こちらも乗る時間帯はできる限り考えないといけないと反省しました。それからまた、板を渡して総武線の電車に乗せてもらいました。
そして最後は[到着駅]でまた連絡が伝わっており5人目の駅員さんにおろして頂きました。新橋駅には専門のヘルパー介助員の駅員さんがいらっしゃってとても素晴らしい気配りで、待ってる間も、「急に寒くなりましたねぇ〜。花粉症の僕にはこの雨は助かるんですけどね…」などと、気さくに愛想良く世間話まで話しかけてくれました。たくさんの人が行き交う雑踏の中、ひとときあったかい雰囲気になりました。秋葉原駅では多い時には100名ほどのこういうご案内があるそうです。若い駅員さんは自分のヘルパー介助員の資格を取りたいと目を輝かせていました。
こんな駅員さん達がたくさんいらっしゃるんですね。すごくうれしく思い[感動しました❗️]。夕方のラッシュ時お忙しい中、5人の駅員さんに親切にご案内頂きとても気持ちよく安全に目的地に到着することができました。会社の規則とは言えなかなかできるものではないと思います。障害のある人、ご年配の方、妊婦さんやベビーカーの方、重い荷物を持ってる方、初めてここを利用する不慣れな方、外国人の方、本当にその日疲れてる方などなど他人の不便さや不安はなかなか身をもって感じる事は難しいですが、このたくさんの人の中にはいろんな人がいらっしゃって、また一方で見えないところで一生懸命日々頑張ってる方がいらっしゃって、スムーズに安全に毎日が動いてるんだなぁ〜としみじみと感じる良い体験をさせていただきました。[とても感動的❗️]な時間を過ごさせていただきました。親切な宅急便の方、駅員の方、ご迷惑をかけた周りの方々すみませんでした。本当にありがとうございました。