2015年2月28日土曜日

【 東京だよーおっかさん 】〜 クラフトだよーますますいいなあ 〜

6歳の時初めて東京を訪れ、[皇居]に来た時、砂利が敷き詰められてるのを今も覚えている。蒸気機関車の夜行列車の四人掛けの椅子に、母と三つ上の姉と生まれて半年の弟と四人で横になり、丸一日かけて上京した。母は、向かい合わせの椅子に板を何枚か渡し、簡易のベッドを作ってくれた。ただでさえ、弟の布のオシメからみんなの着替えから大変な荷物なのに、今みたいなキャスターのついたスーツケースなどないのに、どうやって木の板を持ち運んだろう? しかも、弟はおんぶ紐でからっているのだ。僕の手を引いて、姉を気にしながら…。母は強し❗️ そんなことを思い出していた。《自分は60才になる今日まで、母に何をしてあげられたのだろう…》 東京の夕焼けも美しく、愛おしい… 。都会に住む人も、田舎で暮らす人も、親を思う、自然を愛でる心は変わらない…。





今日は、久しぶりに[ クラフト ]のライブを見てきた。音楽に年齢は関係ない。いや、むしろ、いろいろを体験した人間のその表現はますます味が出る。僕もそうありたい…


偶然にも…ひょっとしたら何かのお引き合わせか? 岩手県の観光イベントと出っくわしてしまった。去年訪れた、釜石の《平田》(“へいた”と読む。去年地元の人に教わった)の仮設住宅のそばにあった《リアス海藻店》がブースを出していた。震災前は大きな会社だったが、会社も工場も全て失い、落胆した父から息子さんが会社を引き継ぎ、どん底から従業員の生活も守りながら頑張って再建されてる途中なのだと言う。話を聞いているだけであの日が蘇り胸が熱くなる。また、必ず会いましょう❗️硬い握手と約束をして、海藻をいっぱい買い込んだ。一人暮らしなのにね‥。ハハ(ちょうどこれから里帰りをするので、血圧が高めの母と、糖が多めの父への手土産に丁度いい)。それがこの海藻、まあ〜ものすごくうまいんだなあ〜。毎日食べると、成人病検診の数値がびっくりするほど下がるんだって❗️ がんばれ被災地‼️ 俺もガンバル❗️君のために… 僕のために… 


 明日3月1日は県立高校の卒業式です。来年から【岱志高校】となる《南関高校》と《荒尾高校》の三学年揃っての[最後の卒業式]を目に焼き付けておきたいと思う。2年後に卒業する高校の名前が消えるのだ。生徒たちはどんな気持ちで卒業して行くのだろう…