2015年2月2日月曜日

【 故郷の海は今も変わらず… 】~ しかし、海を遮る湾岸道路が ~

どんよりとした曇り空の下、有明海の海は潮が引き、遠浅の干潟が顔をのぞかせていた。雲仙の山は雪をいただいていた。
ここが《ラムサール条約に契約をした》世界に誇る渡鳥の休息地、[荒尾の干潟]です。残念ながら今日はほとんど鳥たちの姿は見えませんでした。今そこに福岡から熊本へとつなぐ湾岸道路の建設が進んでいます。いずれは有明海が1本の道でつながるのでしょう。地方再生、地域の発展と言うと、どうして道路の建設の発想になってしまうのでしょう。人口も車も減少していく中、どこも田舎には、今も立派な道路だけは増えつづけているような気がします。どうか、美しい景観や渡り鳥たちにも悪い影響を及ぼさないでほしいと願うばかりです…。
《人はパンのみに生きるにあらず… 今や心の貧しさや寂しさや虚しさの方が気にかかるのに… 》