【 “My Sweet Time” 前半最後の夜は… 】~ 琵琶湖はそっと祝福してくれた ~
千夜一夜物語の第四夜は、僕の第二の故郷、滋賀県、琵琶湖のほとり、浜大津にある〈旧大津公会堂〉。時代をくぐり抜けてきた堂々した煉瓦造りの建物。3階のホールから琵琶湖を眺めながらのライブは、僕のお気に入りの場所です。名古屋の“パラダイスカフェ”同様、エレベーターがあるので助かります。滋賀に住むようになって22年。二人の娘はここで生まれ、ここが故郷です。我が家から見える[琵琶湖]の風景は、まるで生まれ育った熊本の荒尾の実家から見える[有明海]にそっくりです。塩辛くないのと、朝日と夕日の違いはありますが…。
大津はとても歴史のある町です。平安京の前にここに〈大津京〉という都が7年ほどありました。〈近江商人〉はこの地を飛び出し世界で活躍しています。前日に行われた〈大津祭〉は京都の祇園祭にも引けを取らないしみじみと味のある素晴らしい祭りです。祭りのあとの静けさの中、前半の打ち上げはなかなか味のある、古~い民家の二階の隠れ家。次回9日後の21日の京都〈上賀茂神社での式年遷都〉での再会を約束して、5日続いたツアー(僕は福島からの10日間)の無事完遂。そして、“我が人生”の後半戦へのスタートと、僕の“歌人生”の再出発を見届けて下さった皆さんへの感謝と、いつも遠くで見守ってくれている家族への乾杯と相成りました。皆さん今日まで本当にありがとうございました。
関島秀樹はこれからも元気で頑張っていきます。またどこかでお会いしましょう…