2014年11月14日金曜日

【 両親と三人で過ごした15日間…】 ~ 介護の予行、親を見送る心構え ~

60年前に僕をこの世に誕生させてくれた還暦の誕生日を挟んで15日間、故郷の実家で両親と三人で時を過ごした。18歳で実家を離れた僕は、両親と一緒に“生活”をするというのはつい最近まではなかった。2人共に86歳を迎えた両親は、やはり少し弱ったなぁという実感です。特に父親の気弱さが気がかりです。ガクンガクンとギアを入れ替えるように突然老いを感じます。ここ3年ほどはちょくちょく帰るようにはしていたのですが、車を運転しなくなった昨年、そして今年の夏頃からからガクンときました。その影響は世話をする母親のほうにしわ寄せが来ます。誰もが避けては通れない老化。いつかは親と別れる日が来る事は分かってはいるのですが、戦争を乗り越え、貧しい時代に子供達を育ててくれた両親の最期が、穏やかに尊厳を持って、お互いに「よかった…」と納得できる、感謝と拍手で送れたらと願っているのですが…。お年寄りだけで生活している家庭がとても多く、不自由な体で、お互いに支え合いながら、病院や買い物をされています。朝ジョギングをしていると、通勤ラッシュの過ぎた後すれ違う車は、デイサービス、老人施設、ホームヘルパー関係の車ばかりです…。
人生を生ききった最後に、幸福感に満ちた気持ちで終われたらと願って作った歌です。十年ごとに作ってきた【生きとるシリーズ】今回作った第4弾『生きてきた』を紹介します。ちなみに20代最後に作った第1弾は『生きとるけん』。30代最後に作った第2弾が『生きたらよか』(「帰らんちゃよか」の原曲)。40代最後に作った第3弾が『生きとるよ』。そして50代最後に作った『生きてきた』です。
※歌詞はYouTubeの説明の欄に載せました。