2014年11月12日水曜日

【 レコードデビューなんて 夢のようだった 】 ~ デビュー35年目の検証 ①~

熊本の高校の体育の教員採用試験におちて、東京に残り好きな音楽の仕事を続けていた。当時はやっていたフォーク喫茶で弾き語りのアルバイトをしていた。小田急相模原にあった『タロー』と言う可愛い喫茶店だ。時給300円でお客さんのリクエストにも応えて[吉田拓郎][井上陽水][かぐや姫][風]などを歌っていた。町田、大和、横浜、大森などでも歌っていた。それをじっと、根気づよく聴いてくれて、色々とアドバイスしてくれたのが、当時の青年俳優所の音楽事務所のディレクター神谷さんだった。【青俳】にはそうそうたる俳優さんたちがいて、木村功、西村晃、緑マコ、下條アトム…。「そこそこのいい曲はたくさんあるんだけど、シングルレコードとして勝負できる曲ができたらデビューできるかもしれない」と励ましてくれた。『その当時のお世話になったいろんな人の顔が浮かんでくるなぁ~』。[松本ちえこ]~[小坂明子]等のマネージャーをしながら、出逢ったのがスナックのマスター【和田一樹】さんだ。明るく面倒見が良くて、ロマンチックで涙もろい素敵な人だった。和田さんの原案となった詩に僕が手を入れて、何度も何度も書き直し、やっとオーケーがでて、出来上がったのがデビュー曲の【あじさい寺】だった。