2018年3月10日土曜日

【 7年目の記憶 】〜 少しずつ薄れてゆく中で 〜

【 7年目の記憶 】〜 少しずつ薄れてゆく中で 〜
今年もこの時期が来ました。マスコミも思い出したように特集を組みます。みんなが思い出し、今の現状を知ります。それも全てではありません。忘れ去られたところもあると思います。本当に理解されないところもあるでしょう。《7年も経ったのになぁ〜 、まだ7年しか経ってないんだぁ〜…》
震災3ヶ月後の2011年6月11日から20回ほど東日本の被災地、避難所を訪れました。海沿いの街は、訪れるたびに復興が進んでいました。防潮堤ができ、かさ上げされた土地に商業施設や住宅が立ち始めました。整然とした町並み。風景が一変しました。変わらないのは遠い山並みと海だけです。住み慣れた土地、向こう3軒両隣も、代々守ってきた田畑も整地されました。一方で未だ仮住まいの方も、別の土地で生活の基盤ができた方も多くいらっしゃいます。《あの故郷を感じられるだろうか… もう一度住みたいと思えるだろうか…》それぞれが全く違う状況、立場で未来を考える。原発の廃炉に向けては命がけの作業が続いている。気が遠くなるほど時間がかかる。《もとの故郷に戻ったら…心はみんな帰りたいに違いない》【3月11日】あの日を忘れない。あの時の気持ちを思い出す。そして前を向いて歩き出す。
春に誓う…《誓春》
昨夜3月9日は旧大津公会堂で7回目の《復興祈念記念コンサート》を開きました。昨年に続き会うたびに素敵に大きくなっている[まつうらようこ]さん。今年は11月10日に〈びわ湖ホール大ホール〉でのコンサートを控え、気合い充分です。会場にはボランティアの皆さんが手作りの品物や東北のわかめや果物を販売され義援金を募ってくださいました。こんな素晴らしい活動をされている皆さんを、もっとたくさんの方が応援してくださったら、随分盛り上がるのになぁ〜と思いました。僕もまだまだ力足らずです。
今夜は滋賀の浜大津から、東日本の被災地へ鎮魂の灯と祈り、復興への願いと希望を捧げます。 7回目の《一希一灯会》です。ちょっと冷えますが、500円で《希望の灯》を買っていただいて、それを全て義援金にさせていただきます。ひととき被災地心を寄せてみませんか…